開口一番「子猫欲しい方おられますか?」
「は?」
経緯を聞くと、6月に工場の敷地に野良猫が一匹ひょっこりと現れたそうです。
その猫がとても人に懐いていて、餌をあげたら敷地内に居ついたそうです。
そういえば 6月ぐらいに私が帰宅途中にその工場を通った時、従業員の人達が猫に餌をあげながら、撫でているのを何度か見た覚えがありました。
梅雨に入り雨が続く中、この猫ちゃんどうやら妊娠していたらしく、工場の敷地のトタン屋根の下の廃材置き場で、7月10日に子猫三匹を出産と相成りました。
「どうしよう(;^△^)」となっているうちに、連日の雨の他、下校途中の小学生の子達が猫に石を投げたりがあったらしく、うちの勤務先を訪れたその従業員の方が、先週の四連休前に、その親子達を病院で診てもらい、そのまま引き取って自分の家へ連れて帰ることにしたそうです。
とはいえ、この方も猫の飼育経験は無く、慌てて最低限の飼育用品と猫の飼い方の本を買って、世話されてました。赤ちゃん猫共々、家に連れて行かれた母猫ちゃんはパニックになることもなく、すぐそのお宅に馴染んで現在子育て中。
獣医さんの話しの感じだと、この母猫ちゃん、毛並みが綺麗でノミもいない上、人馴れ具合からも、野良猫とは思えず、間違いなく最近まで室内で飼われていた可能性大とのことでした。迷子、あるいは妊娠したから捨てられたのでしょうか。
母猫ちゃんはその方がそのまま飼ってもいいよとなったのですが、さすがに子猫までは無理ということで、その工場の皆様と、うちの社長も顔なじみだということもあり、声をかけてきたということでした。
私がパソコンのネットやSNSとかで猫の里親を探すサイトがあり、子猫の譲渡も盛んに行われていることを話した所、
社長「だったら虎キチ君、それやってあげてや。君、猫三匹飼ってるからそういうの詳しいやろ?」
(猫飼ってるだけで、それあまり関係無いし…)
従業員の方「ぜひお願いします。」
私「あ~。でも見知らぬ人間同士のやりとりなのでトラブルもあって、募集者も譲渡するまで慎重な方が多いですし。まずは知ってる人に片っ端から声をかけてみて、サイトの利用は最後の手段の方が…それに夏にかけては野良の子猫を保護して里親募集する方多いですから、そんな簡単には…」
社長「とりあえず、やるだけのことはやってみようや」
従業員の方「別に条件なんかつける気はないですから。」
私「いや、さすがに無条件はいくら何でもマズイです」
社長「じゃあ、その手の細かい部分は君がやってくれや」
従業員の方「お任せします 」<(_"_)>ペコッ
私「……分かりました(´Д`;)/ヽァ・・・」
私「どんな子猫ですか?」
従業員の方「この子たちです 」




…小っちゃい。4週齢だから当然といえば当然なのですが…(´Д`;)
とりあえず募集はかけて、離乳して、自力で排泄ができるぐらいになるまでは母猫に任せて、それまでは実際に譲渡するのは待ったもらうような感じで、里親探しをする羽目になりました。
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