たくさんいると、少ない猫たちの生活では起こる事がない事が起こります。
信じて頂けないかもしれませんが、我が家には猫のリーダーが長年存在していました。
長年我が家の猫たちの絶対的なリーダー。それは、黒猫のミーでした。
リーダーとは、何を持ってリーダーと言っているのか?
ミーはどんな新入りが来ても、喧嘩を売らず、売られず、猫を苛めず。
猫が自分たちの意思で一目置く猫でした。
ミーは喧嘩も強かったですが、普段力にものを言わせる事もしませんでした。
そんなミーが去年亡くなり、長い間我が家の猫のリーダーは不在でした。
しかし最近、リーダーらしき猫がいます。

ガクです。
ガクは前から他の猫に喧嘩を売ることがない穏やかな性格の13歳。
しかし喧嘩がミーより強くなく、何かあると譲ってしまう性格ですから、リーダーにはならないだろうと思っていました。
ガクをなめている若い猫もいます。
しかしどうやら、一部の猫たちが、ガクの事を認めている様子なのです。
ガクが、移動すると付いて歩く猫が必ずいます。
ガクのそばで必ず座る猫もいます。

右がガクです。

必ず側にやってくる左側のとらじろう。
ミーの時のような全頭にという感じではないですが、猫たちの中では誰がガクの隣で寝るか?で喧嘩になるときも。
ミーのように、その存在で猫たちの秩序が保たれることは難しいですが、ガクの存在を必要としている子が何匹もいるのは確かなのです。
私は人でもそうじゃないかな?と考えます。
何の力が無くても人を惹きつけるものは、人の弱さや気持ちに寄り添えることができる人なんじゃないかな?と思うんです。
ガクが猫たちに必要とされているのは、たぶんガクの優しさだと思います。
誰に対しても優しいガクは、側にいて安心できるのだと思います。
だから側にいたい猫が増えていった気がします。

この列の先頭もガクです。
ガクにはみんなの為にも長生きしてほしいです。



















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