(檻に閉じ込めるみたいで可哀想;)と思われる方はおられるでしょうか。。
一昔前の、中外自由に生活している猫さんの時代では考えられないかもしれません。
国民的アニメ「〇ザエさん」の家に、タマ用のケージなんてありませんしね。
私の経験上、絶対にあった方がいい!!派です。
特に、お外での生活が長かった成猫の場合はです。
それは、人の為というより、猫自身のために。
上でも書きましたが、人の目からすると(檻に閉じ込めている)ように映るかもしれませんが、猫からすると【強固に守られているお城】のような存在なのではないかなぁ~と思うのです。
「シェルターに初めて来た時も、お部屋に慣れるまで、ケージにいたわねぇ・・・」くみちゃん

お外の生活で危険が迫った時、狭くて暗い場所で身を潜めて過ごしてきました。
いくらシェルターで人馴れ修行をしてきたとは言え、
初めての新しい場所では、猫からするとどんな敵が襲い掛かってくるか分からない不安で不安でたまらない危険な状況だと思います。
「ぼく、まだ来たばかりだから、ケージの中なの。・・・この中、安全だよね?」黒の海

そんな気持ちの時に、お部屋にポン!と放り出されたら、、、頭真っ白パニックになるでしょう。
きっと、人からすると(広くてノビノビ自由に過ごしてね~♪)なのですが、それは、猫さんが環境に慣れてからの話。
例えば、人に置き換えてみると、アフリカの見渡す限りの大平原に、ポン!と身一つで放り出されたら;;
自由を満喫どころか、もしそこに誰もいない家があったなら、安全を確認できるまで身を潜めたいと思いますよね。
「ケージの上はね、高くて広いベッドなんだよ~」パンくん

さらに最初、環境の変化から体調を崩してしまった時、ケージの中にいてくれると、その変化にいち早く気付ける利点もあります。(ベッドの下や家具の隙間など、目に届かない場所に隠れてしまうと、気づくのが遅れてしまいます;)
あと、ゆくゆくは、窓を開ける時の脱走防止対策にもなりますね。
「いまでもケージの中、落ち着く~。ここ、ぼくのお城☆」クロクロクロッピー

猫さんが、ここは安全な場所と認識して新しい生活を幸せにスタートできたなら、ケージの扉は開けっ放しでいいのです。
ちょっと高い買い物ではありますが、檻と考えるのではなく、「あなたを守る安心安全なテリトリーなんだよ」という気持ちで、素敵なお城をプレゼント♪と考えてくださると嬉しいです。
最近のコメント