保護する前は、職場に住み着いていた子。
いつでも食べられるわけでもなく、
ましてや出会った頃は妊娠をしていて、おなかも大きかった。
ついごはんをあげてしまうと、毎日私の車が停まる場所で待ち伏せしていた。
私が休んだ日もきっと待っていたんだろうな。
それでも量たってそんなにあるわけじゃない。
あっちこっちに顔をきかせていたのか、または自力で虫とか食べていたのか
子猫を産んでからも変わらずよってきた。
さらに必死だったろう。
子猫を人間に合わせるわけにもいかず、自分が食べたらすぐに授乳で
養っていた。
途中から子猫にもちょっとあげてたけど、食べ盛りになってきてた。
みんな保護したので、もうみんな幸せに家猫になったけど、
あの頃のミケちゃんを想うと、いつもえらいなあって胸が熱くなる。
小さな身体で必死に生まれた運命の下生きてた。
生きる力、知恵があったから、みんな生きることができた。
で、今、
毎朝、私を起こしてとにかく食べたい要求!
眠くて起きたくない私をどうやって起こすか必死。
『ごはーん』て鳴くのは基本。
ゴロゴロ喉を耳元で鳴らしまくり、すりすり攻撃。
すりすりも、起きるように全力ですりつけてくる。
目力炸裂で寝ている私の上に乗ってガン見する。

さまざまな方法、知恵を出して今でも賢い。
タローちゃんにはそこまで全力をされたことはない。
今もごはん要求係はミケちゃんなのだ。
でもね、かわいい。
必死なんだけど。
過去のミケちゃんを想うと愛おしくて愛おしくて。
いつもミケちゃんを褒めています。
がんばってきたね。
ミケちゃんがいたからみんな生きられたんだよ。
えらいねー!って。
そうして今日も何度もよっこらしょっと、立ち上がり、
ミケちゃんにごはんをあげます。
後ろからタローちゃんもついてきて…

朝は、少し眠気と戦いながらも
幸せな光景です。




















15
最近のコメント