野良猫が増えるのは

2021年7月25日(日) 477 / 1

野良猫が増えるのは猫を捨てる人が増えたと言うことではありません。
猫に餌を与える人が多いと言うことです。

考えてみてください、春から秋にかけてどれくらいの母子を見るか。外猫にしてはおかしいと言う明らかに野良親子があちこちにいますよね。
私の通勤ルート上にもいますし、どこそこに親子の野良猫が潜んでてね、と言う話をよく聞きます。

野良猫が増えるのは捨て猫の横行ではないんです。捨て猫もありますが、全体から見れば野良猫の自然繁殖が多いでしょう。うちのニャーは推定捨て猫でしたが、今やその方が少数派でしょうね。

では、何故、野良猫の繁殖が増えているのか？考えてみましょう。
まず野良猫への人間による餌やりが増えたこと。労せず餌を与えられるわけですから餌を与えられている地域に自然と野良猫の移入が増えますし、与えられる餌によって栄養状態の改善が見られます。そうなると繁殖能力は上がりますよね。そして生まれる子猫の生存率も上がる(母親の栄養状態が良いのですから当然お乳の出も良くなる)子猫達は1人餌になると餌やり場にやって来る。
更に野良猫達は地域猫だなんだのと言われある程度保護されている(なんせ野良猫の一掃計画を発表した途端全国から電話やネットテロを受けてねを上げた自治体があるくらいです)
また、TNRをしたところで元よりやりきれていないし流入猫は絶え間ない。無駄というものです。

つまり栄養状態が良くなり、子猫の生存率も上がり繁殖、増える。負の連鎖ができあがっているわけです。そして元より効果のないTNR。。。馬鹿げています。

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