遅れているイタリアから^^;

2022年3月19日(土) 520 / 30

言論の自由

野良猫の自由猫化=地域猫化を、国策としているイタリア、
国費で不妊手術、元いた地に戻し、世話を続ける…
餌やりは保健所への登録制、猫には不妊手術、マイクロチップ挿入、コロニーの状態は行政の管理下
全土には200万と推定される飼い主のいない猫、年間6万を超える手術、それでも微減のみ
それは何処も同じ、家庭で増やし、遺棄が絶えないから

私はイタリアを愛護先進国、本物の言論の自由のある国、として見ています。
別の問題は山積みですが（笑）
表現の自由ですし？！
もちろん、反論もどうぞ、言論の自由です。
ディスカッションは歓迎しますが、行儀の悪い、人様のコメへのぶら下がりはご遠慮ください。
私の入れたコメに執拗にぶら下がられ不快、その日記を離れ自分の日記に場を変えたこともあります。
言論の自由とは、こういう意味で使うと記憶していますが、違うのかな？

視点

↑に上げた、簡単なイタリア状況の説明で、驚くような感想がありました。
日本はイタリアよりずっと愛護の進んだ国、遅れた国など引き合いに出す意味はない！！
これにはビックリ仰天(・o・)
それは横においても、なぜ噛み合わないか…環境によるものの見方、解釈の基準が違うからではないか、
もしかしたら、TNRによる地域猫というものを、知らないという可能性も…

猫の好きな人ばかりではない、そんな人達も説得して、地域の猫としてお世話されている野良猫の存在
好ましくないものの、目をつぶってもらっているケースも少なくありません。
『過剰猫』と判断されている引取の減少は、引取拒否による遺棄もあるだろうし、
嫌がられる野良猫が減っている、それはTNRによる地域猫制度である、というのが私の考え
ものの見方、考えはそれぞれです。

『殺処分ゼロ』と同じく、言葉が先歩きしているように見えるTNR、地域猫
野良猫を地域猫と呼ぶわけではなく、手術後も路上でお世話をされて一代限りの命を繋ぐ…野良猫≧地域猫
地域猫から仔猫は生まれません。
減らなくても増やさない…

イタリアの資料

殺処分禁止法…2019年現在32カ国ある国の草分けで、1991年制定
リンク付きの過去日記を貼っておけば、次回に見つけやすい（笑）
へんてこりんな私の訳付きです^^;

●法律関係
最初の日記は、『自由猫』（地域猫）についての紹介…
下は、自由猫を法的に認めることを信じず、「法律原文を出せ」とのリクエストに応えたもの

●餌やり禁止

イタリアは自由猫制度、TNRの後保健所に登録したお世話係がいて、餌やりはOKのはず…
長靴の踵近くのレッチェから、餌やり禁止、25−250ユーロの罰金までかける条例発令にビックリ！
https://bari.repubblica.it/cronaca/2022/02/17/news/lecce_multa_per_chi_da_da_mangiare_ai_gatti-338161267/?ref=drla-2

ザクッと意訳すると…
お墓に住む250頭の自由猫（登録済み=避妊去勢済、マイクロチップ挿入）、登録ヴォラさんがお世話をしています。
が、それ以外の人達が、残飯…玉ねぎを使ったトマトソースやチーズ、塩分たっぷり…を与えたり、後片付けをしなかったリ…
早い話、無責任餌やりに対する取締り、猫の健康管理の意味が大きいです。
昨年１年間で、このコロニーだけで60匹以上増加…もちろん遺棄によるもの٩(′д‵)۶

●保健所発表、野良猫不妊手術数

https://www.salute.gov.it/portale/caniGatti/dettaglioContenutiCaniGatti.jsp?lingua=italiano&id=280&area=cani&menu=abbandono

『健康省』発表の、州別1年間の野良犬猫の数字（2020年12月）…右端Gatti sterilizzatiが避妊去勢数、全土合計で67.242頭、前年2019年は61.588頭
毎年相当数を処置、TNRと里親募集のコンビネーションで、犬猫ともにかる〜い減少傾向
原則殺処分無し、生体販売はごくごくわずかなイタリアで、この状況です。

5万の手術数とコメには書き込みましたが、6万、むしろ7万に近い数字でしたm(__)m
全てオリジナルがリンクになっているので、機械を使ってお好きに訳して確認してくださいませ。

私はこれを元に、イタリアは愛護先進国であると確信しています。
イタリアと同じように、地域猫、餌やりを登録制にしている日本の自治体も見かけます。