クッキーちゃん虹の橋

2022.4.15　FIP病状悪化のため安楽

闘病メモ

昨年の2019年10月14日
寝床から動いてない気がして注視してると、食事も摂ってない。
ちゅ～るだけ舐めてくれたので、総合栄養食タイプをあげてみる。

10月16日
食欲回復が見えない。
クッキーちゃんが車嫌いのため、ストレス考慮して新しく出来た近所の病院へ。その場で血液検査。
検査結果を説明されるもよく分からず、ただ怒られるばかりで何の措置もされず帰宅…。

10月19日
初診の病院で出されたお薬飲ませても悪化する一方だったので、行きつけの病院へ。
「点滴もしてくれなかったの！？」とビックリされたくらい状態が悪く、頑張って毎日点滴通院して欲しいとのこと。
お薬も変更。
初診の病院で出された血液検査結果表を渡すと、念のため、と猫コロナの検査をされる。
家についたら揉んであげてと言われてた皮下点滴は、家に着くまでに全て吸収されたらしくてペタンコになってた。
入院が良かったのでは…

10月27日
引き続き食欲が改善しないので、エコー検査。
腫瘍が見つかり、食事摂れないのはコレのせいなので手術をしましょうとのこと。
翌日オペするため緊急入院になった。

開腹結果、太い血管に張り付いてるので切除不可能(死亡リスクが高すぎる)とのことで断念。
腫瘍組織を病理検査へ。
FIPドライタイプの可能性浮上。

10月30日
「イベルメクチン」の治験を提案され、開始。
接種後、突然食欲が改善して元気になる。どゆこと？？

11月6日
病理検査結果：FIP陽性、ドライタイプ

11月8日
呼吸の回数が急に2倍に増加したので再診。
腹部炎症及び腹水の発生確認。
治療していた腫瘍の方は、この時点で組織崩壊(消失しかけ)が確認されてた。
腹水の原因である炎症を抑えるため、ステロイド注射開始。
錠剤のイトラベット25処方。

11月9日
自主的な食欲が十分出ているので、点滴通院は終了。
この時点で食べれているご飯
・総合栄養食タイプのちゅ～る
・すごい乳酸菌クランキー（あげすぎると快腸すぎて下痢になる）

11月15日
ステロイドが注射から錠剤に変わる。
毎日の通院から週1の検診で良くなるほど回復。
－－－
この時点で処方されてる薬
・プレドニゾロン(ステロイド剤)
・イトラベット25(抗真菌剤)
・イベルメクチン注射

食べれてるもの
・総合栄養食ちゅ～る
・すごい乳酸菌クランキー
・ロイヤルカナンウェット12+、
・ピュリナワン11歳～用（置き餌）
－－－

11月26日
小康状態継続中。
エコー検査でFIPドライの腫瘍が完全消失したのを確認。切除不可能だった悪魔が消えた！
腫瘍消失のタイミング見ると、治験中のイベルメクチンが効いたのかも。
腹水は前回と比べて微量増加。危険視するラインでは無い。
血液検査：タンパク減少（良い）、白血球増加（悪い）

12月3日
小康状態継続中。検診は週1から週2間隔へ。
腹水は継続して微量増加。依然危険視するラインでは無い。

12月18日
すこぶる元気だけど、血液検査の数値が悪くなった。
次の検査日は正月明け。次回の検査結果まで油断しない。

2022年1月7日
腫瘍は消失したまま影もなし。腹水も探さないと見つけられないほどに減少。
食欲あり、元気もいっぱい、体重も順調に増加。奇跡的な回復傾向！
先生と二人で「FIPに勝ったかも！？」と喜ぶ。

1月21日
腹水溜まるとラグビーボールみたいな形になるんですよ。
見覚えある形に膨らんできて嫌な予感したので、エコーお願いしたら当たりだった。
喜び束の間で急激に悪化…波が酷い。胸水は発生してない様子。

1月26日
横向きに寝れないほど腹水溜まってるので、水抜きして貰うために病院へ。
「腹水は栄養素の染み出しだから、抜くとグッタリするので極力避けたい」とのこと。
処置されず、ステロイド剤が2倍量処方される。
2倍で様子見て、飲食も出来なくなるなら水抜き処置することになる。

1月29日
食欲低下。水にも、ちゅ～るにも、反応薄い。
月曜朝一で水抜きお願いしに行く予定。

2月2日
腹部の膨らみが若干しぼんだ…？ほんと症状の波が荒い。
と思ったけど、体重が変わってないからお水は減ってないはずとのこと。
お薬2倍でも変化ないので、量は2倍から1倍へ戻すそう(内蔵に負担掛かるため)。

2月24日
腹水の増量ペースが落ちたので、水抜きせずに済んだね！と先生と供に喜んだ。
でも年始もぬか喜びだったよね…と心からは喜べないとこがある。

3月2日
腹水増量してた。やっぱりぬか喜び。

3月16日
昨日から呼吸数上がってるのと、触った感じ胸辺りが張り出した感じする。
水抜きお願いしたけど「闘病中に栄養素抜くのは極力回避したい」と処置してもらえず。
抜くと体力落ちるのわかってるけど、苦しくて休めなくても体力落ちるのよ…
体力消耗しない救いが欲しい。
お熱が出てたので血液検査、再びお薬2倍…。

3月23日
前回同様お薬2倍でも症状変わらないので、2倍から1倍へ戻る。
腹水の量変わらず、お腹はパンパンのまま。

3月27日
お腹張ってる日と張ってない日がある。
張ってる日は触った感じが硬い、若干萎んで見える日は軟らかい。

4月3日
気になること。
・歩き方に違和感。後ろ足が若干おぼつかない足取り。
・数メートル歩いたあと立ち止まって暫く停止…頭が右方向へゆっくり向く。
・伏せた直後、頭を起こした直後に、頭部が小刻みに左右に揺れる。

歩き方は、お腹重くて支えきれなくなってきてるのか、プラス筋力低下で踏ん張れてないのか。
頭の件は、認知症っぽい動きの気もする…それかめまい症で視界が回ってる可能性もなくはない。
という予想。

4月9日
病院へ行くため外に出たら、光を見た左右の虹彩の大きさが揃ってないことに気づいた。
左は太陽の下でしっかりすぼまるのに、右は若干開いたまま。よく見ると右目の下側に曇りが見える。
先生に伝えると、これもFIPの症状の一つだそう。後ろ足の症状も同様。
体重は減ってたけど、腹水は相変わらずお腹パンパンになるくらい溜まってる。
筋肉が落ちたんじゃないかな…

4月10日
クッキーちゃん13歳。
誕生日を迎えられて喜んでたら、この日の夜から様子が急変。
お水を飲むのもキツそう、ちゅ～るもアイススプーン1杯食べきれるかどうか。
突然伏せ寝のまま失禁し、本人も漏れたことにビックリしてて「え？どうして？」って感じで私を見てくる。
オムツ検討しようとお店覗きにいったけど、お腹パンパンなのに締めるのもな…と思い、寝床の下腹辺りに超吸収の柔らかいトイレシートを設置することにした。
即吸収されて、すぐ取り替えられて、とても良いのでは。

11日
病院へ。
ご飯もお水もあまり摂れてないので、点滴を希望した。
明日も点滴しますと言われた。

点滴のおかげか、日中は自力でご飯を食べたりお水を飲んだり、トイレも自力で行けた。
夜にかけてトイレ間に合わない事が増えたので、大判とレギュラーサイズのシートを使ってトイレ道を作った。
深夜以降は具合が悪化。
気絶したかのように寝てると思ったら、失禁にビックリして寝床から脱出。
数メートル先で力尽きたように倒れるので寝床へ戻す…というのを3時間おきに繰り返す。
点滴してもらって排尿回数が増えたので、朝5時位まで。
心配で寝れないし、寝れないのしんどい。5時以降は横になったけど、寝床脱出の音で目が覚めた。しんどい。

12日
連日点滴してるのに、オシッコの色が濃いまま改善しない。
深夜2時頃から2時間おきくらい、寝床に伏せたまま失禁が増える。そして脱出しては行き倒れみたいになってる。
床に簡易寝床を置いてみたら、失禁後脱出はするも、自力でそこに戻ってくる。
障害物超えるほどの力はもう出ないっぽいので、玄関への道、ベッドの下とかデスクの奥へ行けないよう障害物で塞いだ。

13日
便が出ないの心配に思っていたら、突然トイレへ向かい、途中で下血。力尽きたように倒れる。
寝床を側まで持ってくると、自力で乗る…。
枕にしてる側がベッチョリ濡れていたので、逆向きに寝て失禁したかな？と思ったけど、ヨダレっぽい。
病院で先生に下血の状況を伝えるも、検査も入院もなし。
点滴にお薬入れて投与、暫く打ってなかったイベルメクチンを打って帰宅。
なんで？もしかして末期扱いだから？　でも安楽の話しは出ない。私が点滴とか延命措置続けてるから？

とりあえず枕元がベチャベチャになってずっと頭の位置を動かしてたので、頭側にもトイレシートを敷いてみたら寝た。
微量だけど下血止まらない。お水はしんどそうだけど少量飲む。
猫用スポドリのようなものを買ってきたので、それでちゅ～るを溶いて水分量ふやして舐めさせた。
深夜になると口呼吸が始まった音がするようになった。
背中側は冷たいのに、腹側は熱い。
処置で毛をそってあるお腹に体温計を当てると38度後半。
意識あるまま呼吸停止は絶対避けると決めてたので、安楽を視野に入れる。

14日
担当医が対応できない日。
下血が続いてるのに、今日も点滴と注射だけ。
もしかして安楽希望を伝えておかないと、するべきタイミングでも提案されないのかもと思い、伝えた。

15日
下血が続いて、口呼吸になってて、口からヨダレが止まらなくて、寝たまま失禁が続いてる。
お水を飲ませて、スポドリで溶いたちゅ～るを舐めさせてから、病院へ。
右目が治ったかチェックして、心臓の音を聞いて、カルテをチェックしたあと
「楽にしてあげましょうか」と言われた。
え？今日？って口に出してしまったので、夕方にしましょうか？明日でもいいですよ、と言われた。
やっぱり伝えてなかったから言われなかったんだろうか、もっと前から伝えておけばこんな苦しそうになる前に言って貰えたんだろうか、嫌がる車に乗せてきて、帰りも車に乗るの嫌がって、もう既に苦しいのにまた車に乗せてくるのか、一旦連れ帰ってる間に呼吸が停まったら…
とグルグル考えて、「いや、もうお願いします。」と答えたら涙が出た。

1時間後にしましょう、と言われて別室へ。
1時間後と言われてお別れ目一杯しようと思ったけど、30分経ったくらいでいつもと違う鳴き方を始めたので、早く楽にしてあげないともう辛いのか、いつもは診察後すぐ車に乗せて帰ってたのに帰らないので不安なのか、色々考えながら撫でた。
頭を撫でてるのに気づいてるのか、目は見えてるのか、耳は聞こえてるのか、私の行動スルーで鳴き続けるので不安になった。
13日の時点でお願いできてたらココまで苦しくなかったかもしれないのにとか考え出して申し訳無さしかなかった。

1時間が経って、クッキーちゃんだけ治療室へ運ばれていった。
麻酔してから立ち会いになると言われて、多分数十分で呼ばれたと思う。
麻酔が効いて左目の瞳孔は大きく開いてるのに、病変のある右目の瞳孔は半開きになってた。
安楽の措置が始まって、鳴っていた心拍モニターの音が停止、数回鳴って停止、1回鳴って停止、完全に鳴り止んだ。

その数十分後に状態を確認。今から身体を綺麗にしますと言われたので、腹水を抜いてあげて欲しいとお願いしました。

「こんなに入ってました」
橙の液体が500ccのカップ1杯と、別のカップに100cc入ってた。
あんなに膨れてたお腹は、腹水が抜けて細くなってた。
あと、なんとなくそうなんじゃないかと思ってたけど、既に黄疸が出てたらしい。
病変の出てた右目、元々はグリーンがかった瞳だったのに黄色が濃くなってた。
開腹手術で剃ったお腹も、毛色が茶だから気のせいかと思ってたけど黄みがかってた。
十分末期だった。

お世話になったお礼を伝えて帰宅。
帰宅後すぐに着信があり、病院がお花を届ける手配をしてくださったようで、持ってくると連絡あり。
お陰で枕元が華やかになりました。感謝…。
2日くらい家にいてほしいと思ったけど、冷蔵庫壊れたばかりで買い替え品がまだきておらず。
お腹を冷やす保冷剤の用意がない…気温がグッと下がっていたので冷房と買った氷で凌げないかと思ったけど、口から体液もれが。
せっかく綺麗にしてもらったし、身体が綺麗なうちにと思って翌日午後にお葬式をしました。

クッキーちゃん居なくて寂しい。
末期だったんだから病気から開放されて良かったじゃないかと思う気持ちと、悲しい気持ちとでグチャグチャします。