高齢者のペット事情

2022年6月2日(木) 820 / 67

こちらで愛護系の日記は書かないと
以前、宣言したので
なんとなくモゾモゾ気恥ずかしいのですけど。

書ける話と書けない話とがあって
書ける話だけ一つ‥。
あ、書き終わる頃には2つ3つに増えてるかも。

何年前からだろうか。
介護の現場から、犬猫のSOSが増えました。

高齢者さんが自分で限界を感じて
SOSを出すケースは少ないです。
介護の現場の方からのSOSがほとんど。
自宅介護から入院や施設へ入所するので、
残される犬猫を何とか助けられないだろうか？というケースです。
でも大抵は犬猫を適正にお世話ができていおりません。
未手術、トリミングしていない。
散歩に行っていない（行けない）
中外自由飼い。

直近で言うと
後期高齢者が骨折で入院するので
その間ネコを預かって欲しいという話を聞きました。
かなりの高齢の方で、認知症もあるようです。
退院できる頃には自力歩行はできないでしょう。
数匹のネコを預かれたとしても
無料では預かれません。
それはそうでしょう？
永久引き取りになりますよ、間違いなく。
未手術、未ワクチン、未検査。
退院してきて、猫のことを覚えているとは思えません。

家の外にもネコがいます。
お腹空いて鳴いているネコを
この先は誰が食べさせてあげられるのでしょうか。
とても残酷な話だと思います。
無責任な餌やりって、こういうことです。
生めや増やせやで、最後まで世話ができない。
癒しだと言われて撫でられる猫にとって
たまったもんじゃありません。

高齢者が施設へ入所するからと
それまで家にいた猫が外へ放り出されるケースもあります。
放り出してくれればまだマシです。
自己所有物件の中に閉じ込めたまま入院となると、厄介なのです。
誰も家の中に入れません。
不法侵入になるのです。

母親の死後に
母親が可愛がっていた犬を
庭に放り出した息子夫婦もいます。
生きている犬にウジがわくって、どんな状態か想像ができますか。

書き残せないことの方が多いです。
高齢者を取り巻くペット事情、本当に深刻です。
高齢者への譲渡ができないのは
多くの人がこういう現実を知っているからだと思います。
今は元気だとしても
数年後のリスクを背負うのは犬猫たちです。

そうは言っても
話し合いの末、高齢者さんへ譲渡成立だってありますよ。
（ヒトとネコの年齢にもよりますけど）
希望者さんが、どれだけ【リスク回避】のプレゼンをしてくれるか。
要はそこなんじゃないかな。
お一人暮らしの方で断られる方も同じですよ。
ただただプンスカ怒っても、現実は何も変わりません。
余計に相手が離れて行くだけです。
リスクマネジメント、大事ですよっと。

話が脱線しますけど。
今のお年寄りって
昭和のお年寄りと違って忙しいですよね。
習い事や旅行、食事会。
現役でお仕事されている方もたくさん。
子供夫婦と同居してたら、更に忙しい！
共働きの子供夫婦の代わりに、炊事洗濯しなくちゃ。
孫が生まれたら孫の世話。
保育園へお迎えに行ったり、ご飯食べさせてお風呂に入れて。
縁側で膝に猫を乗せて撫でている時代ではないのです。

ご自分の年齢を考慮し
生き物を迎えない選択をする。
寂しいけれど、賢明な選択だと私は思います。

シッポのある我が子へ財産を残す場合は
口頭の約束は絶対にダメです。
なんの効力もありません。
間違っても
「死んだ●●さんから生前頼まれてたから」
と、お金を引き出してはいけません。
窃盗です。

死後は口座が凍結されますので
身内でも引き出しができなくなるのは、誰でもご存知だと思います。
万が一の際、残されるシッポ達を心配するなら
【ちゃんと弁護士なり司法書士なりにお願いをして
法的効力のある書面を残しましょう】

私が知っているだけでも
3人の方がちゃんと手続き？をされている方がいます。
我が家には残せる財産はないので
せめて夫婦共倒れにならないようにしなくては。

結局2つ以上書いちゃった。
ごめんなさいですよっと😺

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