猫サマなし🍐の祈り

2022年6月21日(火) 344 / 0

サイモン&ガーファンクル
の「スカボロフェア」という曲が好きです。

🇬🇧スカボロとはScarboroughという土地の名前で、年１の夏に、約１カ月半にわたり大規模なフェア（マーケット市=イチ）が開かれて、それは中世から続いていて昔は周辺国から人が集まり賑やかだったそうです。

曲は中世から歌い継がれてきた民謡で、たくさんのバージョンの『歌詞』があるそうです。
サイモン&ガーファンクルのこの曲は彼らが作ったひとつのバージョンであって原曲ではないそうです。

民謡やお伽噺⁉のようで和訳してみた当時、あまりよく分かりませんでした。

男性は、
針の縫い目のない布シャツを作ってほしい、
水の乾いた場所でそのシャツを洗ってほしい、
願いが叶えられれば君は僕の真の恋人だといいます。
女性は、
海辺の波と陸地の間に広大な土地を見つけたら、そこでハーブ🌿の種をまいて革の鎌で収穫してください、
願いが叶えられれば貴方は私の真の恋人だといいます。
《構成》

サイモン&ガーファンクル版では、原曲といわれる「エルフィン・ナイト」の意味が強めに出ているそうす。
エルフィン elfin=妖精、ナイトknight=騎士で、「妖精の騎士」というタイトルから、亡くなって悪霊となった騎士という意。
かわいい森の精を連想しがちな妖精は、実は恐ろしい霊で、会話すると向こうの世界へ魂を持っていかれると言われたりしてます。

魂を持っていきたい「妖精の騎士」は旅人に無茶無理な伝言をささやきかけます。
中世の戦争で死んでしまった騎士からの頼み話に旅人がのれば命を持っていかれてしまうので、そこで香草の「パセリ、セージ、ローズマリー、タイム」を唱えます。
日本で言う、「クワバラ、クワバラ」とかのまじないの言葉でしょうか。
きつめのにおいが嫌いだと考えられていた悪霊に、ハーブの名前を唱えて悪霊を退散させようという説。
発音の似た「市」に関係のあるハーブの名前に置きかわってしまった、そんな意味は全くないという説。
花言葉のように、隠された意味をもっていて男女の愛が成就することを願っているという説。
《結論は如何に⁉》

　サイモン&ガーファンクル版のスカボロフェアは、途中から伏線のように別の歌詞がかぶせられ輪唱のように歌われてます。メロディは幻想的な雰囲気が醸し出されています。
このかぶせられた曲はポールサイモンの別の曲A side of a hillから少し歌詞を変えて使われているそうです。この歌詞の意味とエルフィン・ナイトの歌詞の意味を合わせて男女の愛と『反戦』を…ギターの旋律がそれは美しく美しく奏でられています。

かつて小さな夢が私にもありました。

当時は、ひとりショップ巡りしながら色々なサウンドを聴くのも好きでした。…懐かしく、今も色褪せない曲が耳に入ってきました…🛐

8 ぺったん