最後の日
ちょびっと寂しかったけど
悲しくはなかった
今も可愛かったことだけ思い出す
いい加減な飼い主だから
もらった年を忘れてしまって
何歳なんだかハッキリしないけど
20歳を少し超えてたと思う
大きな病気をすることなく
元気に走り回っていたけど
椅子に登れなくなった日に
食べるのをやめ
飲むのをやめて
静かに横たわったから
ただ見守った
静かな静かな大往生
黒猫は撮るのが難しいからと
敢えての黒で攻めた写真
(目がかわいい)

猫あるある
作業の邪魔をする
(背中がかわいい)

引き篭もって寝ているときがチャンス
顔は真っ黒で何が何やらわからないから
肉球でおのれの腕をごまかす
(肉球がかわいい)

かわいいの究極系
(ごめん寝がかわいい)

寝ぼけているククリで遊ぶ
ラオシャンロンごっこ
(すべてがかわいい)

姿を見せぬことから
一部からは幻の猫と呼ばれたが
いわゆる内弁慶で
先輩猫のニケには強気の女王様だったし
若かりし頃は超ハンター
残骸になったおもちゃは数しれず
そんな激しい面を持つククリだった
晩年は子供達に姿を見せ
抱っこまで許すという
態度の軟化を見せ
家族みんなに愛される猫となり
旅立った
余談
お寺にお願いするときに
楽に天に登れるようにと
楽天の箱に入れて見送った
ちゃんと迷わず行けたはず



















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