クロベェは外に出ても、うちの庭から出ることはありません。追いかけても家の周りをグルグルになるので、入れてくれーって戻るまで放っておきます。いつも15分ほどで戻ります。
昨日も玄関でニャーン(開けてくれー)と来たので扉を開けようとした時、
「ギャー!ウギャギャギャー!」
うちの庭にしょっちゅう来るかぎしっぽの猫にクロベェが襲われたんです。
取っ組み合いになる2匹。
そこに割って入ったのがサンでした。
玄関から飛び出し、かぎしっぽに向かって
「シャァーッ!」
と威嚇したんです。
かぎしっぽは転がるように逃げて行きました。
クロベェは怒り狂ってかぎしっぽを追いかけて
庭を出て行ってしまいました。どこまで行ったのか30分ほどで戻りました。無傷だったのでほっとしました。
それより驚いたのがサンの「シャァーッ!」でした。
子猫の時、スクリームのお面をかぶって踊った息子に威嚇して以来14年ぶりだったのです。
外に出てどんな猫に絡まれても知らんぷりだったし、家族に脅かされても威嚇したことがなかったのです。
暴れん坊のテラを預かった時も、無言で圧をかけて指導してました。
とにかく辛抱強く温厚な猫なんです。
12月に15歳になったサン。
14年ぶりに威嚇したのはクロベェを助けるためでした。中々帰ってこないクロベェを心配して、何度も玄関と縁側を行ったり来たり。
しばらくして縁側を見て「ニャッ、ニャッ」とサンが声をあげたので、サッシ戸を開けて
「クロちゃんかーい?」
と行ったら、クロベェが滑りこんで来ました。
無事に戻ってくれて本当によかったです。
クロベェが戻るとサンはゴロリンと寝そべってくつろいでました。
サンは本当に賢い猫だと、つくづく感心した出来事でした。
そして、うちに迷いこんで来てから2年を過ぎたクロベェ。我が家をすっかり自宅認定して離れないし、サンやテトとも仲良しで嬉しいです。
かぎしっぽはしょっちゅううちの庭に来てました。自分の縄張りにしたかったのでしょう。
サンに威嚇され、クロベェに追いかけられたことで、もう来なければいいなと思いました。

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