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6月21日午後3時頃 凛は旅立っていました
そう 一人で逝ってしまったのです
18日に日中も暑くなってきたので、エアコンをつけて仕事へ行きました
夕方 帰宅して凛を見ると呼吸が少し荒い感じでした
熱中症?
それでも、元気もある 食欲もある
少し様子を見てみることにしました
19日 昨日と変わらず、呼吸は少し荒いけど元気
主治医は休診
20日 朝一に病院へ受診
心筋症の疑いがあるとのこと
レントゲンとエコーで そう言われました
専門医を紹介してくださると連絡をすると
緊急性がない様なので、23日にと予約をしました
心拍数と呼吸数を計測する様に支持されて行ったところ、呼吸数が1分間に80回位ありました
何度やっても同じくらい
相当苦しい状態だ
急いで専門医に連絡すると、直ぐに受診する様にと車で1時間程かけて病院へ行きました
病院の受付には「急患の為受診が遅れています」のカードが出ていました
凛のことです
皆んなごめんね ちょっと時間頂戴ね
2時間半程の診察の後に先生から言われた
拘束型心筋症という病名
ステージCで回復の見込みはない
いわゆる余命宣告をされました
半年から1年
マジか
先生は丁寧に説明してくださいました
最初に 実は猫は心筋症の子は多いこと
飼い主のせいではないこと
だから 自身を責めてはいけないと言ってくださいました
現状は左心房の機能が半分くらい機能しにくくなって血液がうまく流れていない
水も溜まっている
心筋症の他にも心臓の病気がもう一つある
お薬を飲んで治療をしていくと説明されました
でも、余命宣告された時点で先生のお話も入ってこなかったけどね
受け入れるもなにも、とにかくお薬を飲ませなきゃならない
沢山処方されたのよ
また、嫌われるなぁ
ちゅーるに混ぜるも分っちゃって、無理矢理飲ませる
水が溜まっているので、尿を出す薬も飲んだら トイレが間に合わず漏らしちゃった
それでも、処方箋と注射のおかげで呼吸が少し安定してきた
翌朝も無理矢理お薬を飲ませると、トイレが間に合わない
驚いた凛は娘のベットの隙間に隠れてしまいました
階段には慌てたのか、首輪が外れて落ちていました
お尻を拭いてあげたいけど、少し落ち着いてからにしようと娘と話す
専門医で通院は大変だから、処方箋が主治医で用意出来れば主治医に診て貰えば良いとのことだったので、病院へ行って次の予約をしました
病院の帰り道オムツを購入した
娘が時々凛の様子を見ていました
夕方に お尻が汚れたままでは可哀想だからと娘と凛を探しに2階へ行く
何気なく私達の寝室を覗くと、いつも寝ることのない床に横たわる凛が居た
「凛ちゃん⁈」
触ると冷たい
「凛ちゃん!凛ちゃん!凛ちゃん!」
私の叫び声に娘が駆けつけて、
「ちょっと待って⁈凛ちゃん!凛ちゃん!」
娘も叫び続けました
昨日 病院行ったばかりだよ
病名分かって、お薬もらったんだよ
余命って今日じゃない
わあー!
叫んで泣くってこういうことなんだ
こんな急な別れ方があるの?
3日前まで あんなに元気だったじゃん
ご飯も食べて、お気に入りの紐で遊んで、くーちゃんに甘えて、もっ君に追いかけられて遊んでたじゃん
まだ6年しか一緒にいないじゃん
そんなことある?
それしか出てこない
でも、目の前の凛は冷たい
出会った8月1日の夕方
お隣の庭で一生懸命鳴いていたね
娘と一緒に凛に声をかける
「おいで」
手を差し伸べると、凛はまっすぐに走ってきた
酷い風邪をひいていて、いっぱいノミもいた
あの日も体で息をしていた

可愛い 可愛い毎日だったね
娘が大好きで、ずーっと一緒
ピヤーッて甲高い声で甘えてくれた
娘が居ない時は、ちょっとお母さんとも遊んでくれたね

短い6年だったけど、もしあの時保護していなかったら、もう少し短いにゃん生だったかもしれない
お母さんと逸れてしまって、鳴いて鳴いてどうなってしまったかと考えると、少しは楽しいにゃん生だったかも
でもさ、一人で逝っちゃうなんて辛いわ
凛の生き様だったのかしら?
闘病も辛いけど、急死は追いつけない
凛と出会えて幸せでした
丸ドラの鍵尻尾
我が家に来た初めて短い尻尾
ブンブン振り回して、飛べるの?って思ったよ
文字にして振り返ると、またいっぱい泣いちゃったけど、私の中には可愛くて、面白い凛しかいない
うちに来てくれて ありがとう!
大好き💕
そうそう、階段に落ちていた凛の首輪
本当はダヤンのチャームが付いていたの
それが、何処を探しても見つからない
病院にも無い
凛は謎解きを残して逝ってしまいました
最後まで読んでいただき、ありがとうございました

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