保護した猫の看取り

2025年12月5日(金) 67 / 2

2018年11月　
近所の餌やりさんが増やした野良猫　去勢した後
リターンすると周辺住民が猫嫌いで嫌がるので
数匹まとめて我が家で保護して育ててきたその中の一匹のさび猫。

野良猫だから、人に慣れることはなく
常に一定の距離を置きながらも
寝る時には4匹まとめて3段ケージに入ってもらうルールにしていたので
「入って頂戴」と4匹に名前を呼んでお願いすると
躾された犬のようにピャピャピャーと入ってくれていた。

私に慣れはしないのだが、毎日世話をきちんとしてくれる人との認識があり
こちらのいうことは聞いてくれていたのだ。
まさに猫との共生

数日前から、様子がおかしくなり
一匹だけ単独行動をとるようになり
ほかのケージで寝ていたりしていた。
手を伸ばすと触らせてくれたしチュールも手から食べてくれた。
こんなことは今までなかったことだ。

猫育成記録を見ると、2018年にワクチン、避妊手術を済ませ
2022年にウイルス検査、吐くのではき止めを処方されたり
しただけで、特に医療にはかけてなかった。

なぜなら野良猫だから捕まえるのが大変だし
万一捕まえて病院に連れていって症状がわかったとしても
その後の投薬治療をするのも
慣れていない猫なので無理だし
他の猫の世話もあり私のキャパシティを超えているので
空調のきいた快適な部屋、清潔なトイレ、ご飯と新鮮なお水
これだけを提供してあげれば必要十分だと
自分の中の出来る範囲を守ってきた。

最期の時に、お別れの挨拶をするように
私の撫でる手を受け入れチュールを食べてくれたこと
とてもとても嬉しかったよ。

13 ぺったん