鞠緒さん

鞠緒

兵庫県 30代 女性 ブロック ミュート

猫飼い歴=年齢。 一度はその栄光の歴史が途絶えてしまうも、僅か4日で復興。 現在は1号(♂)と2号(♀)と3号(♂)と4号(♂)の4匹が在籍中。

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162日目「予算を気にして自分の分を辞退するも、“元からそのつもりだ”と断言された。」
2026年5月24日(日) 118 / 2

母の布団で粗相を繰り返す2号。
やっと乾いた掛け布団を回収した母はため息を吐きながら、先ほどまで使っていたタオルケットを丸めていた。

「押し入れに仕舞う前に、コレも洗濯しなくちゃね。」

「ソレは汚れていないんでしょう?明日もするかもしれないから、まだ良いんじゃない?」

「嫌な事を言うじゃないの…。」

顔を顰めた母は、チロリと足元を見てからタオルケットを枕元に置く。
タッタッタッタッと軽やかな足音を立てながら、ご機嫌な様子で青色のデコレーションボールを咥えた2号が白色のデコレーションボールを転がしていたからだ。

…すでに戦利品を掲げているというのに、さらなる獲物を追い駆ける強欲っぷりは正に狩人の鑑のような猫である。

「アンタがあんな事を言うから、2号が張り切っちゃったじゃないの!」

「私が忠告していなければタオルケットがなかったんだから、感謝してほしいくらいだわ。」

早朝、寝ぼけ眼の親子が覇気のない声で掃除を行っていた。
洗い立ての掛け布団を放り投げ、敷き布団から交換したばかりのシーツを剥ぎ取る。

…そう、前日の私の予言が成就されたのだ。

「もういい加減に勘弁してほしいわ!朝から動き回ると、お腹が空いてイライラするんだから!」

「…眠い。」

ブツブツと止まらない母の愚痴を聞きながら、黙々と手を動かす。
甘えたくなった猫達の相手を終え、二度寝を決め込もうとしていた矢先の出来事だったので睡魔がピークを迎えているのだ。

「こうなったら、防水ベッドカバーでも購入しようかしら?」

諦めの境地に至った母は、ポチポチとスマートフォンを突っつき始めた。
“お急ぎ便”を指定して検索を掛けているのは、次の2号の犯行を確信しているからだろう。
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T・N 2026/05/25

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