ヘビも乱入

2010年7月23日(金) 436 / 0

ウチは川岸に近いせいか、たまに変わったお客もやってくる。
しかし、昨夜のお客は私もびっくりした。
ネコが天井裏に上る我が家では、天井板を一枚外してある。
その天井板の間から。
「あ～、ヘビだ。」間延びのした次男の声にあたりを見回してみたが、最初は気づかなかった。
「ほらほら、天井の！」見上げた途端、私の目は光り輝いたにちがいない。
ヘビ、たぶん青大将だろう、こちらを興味深げに覗き込んでいる。「つかまえる！」それ以外考えられない。
たちまち天井裏に近寄り、ヘビの首根っこを取り押さえた。抵抗する相手をものともせず、ずるずると部屋内へ。
1.5mくらいの、キレイな緑色だった。子どもたちが寄ってきて触りたいと騒ぐので、すべすべのうろこを触らせてやり、部屋に放して、ヘビがあちらこちら動き回るのを楽しく見守った。
しかし、ダンナが「このまま飼うわけにはいかないぞ。」と釘を刺す。確かに、猫たちのおもちゃにするには忍びないし、ちび猫の方は反対に食われかねない。
ため息をついて、「ヘビを逃がしてやりんちゃい。」と、子どもに言った。娘がヘビを捕まえて、窓の外に逃がしてやった。ヘビはたちまち夜の闇に消えていったそうである。
あのうろこのすべすべと、中にある筋肉がしなる楽しさを、もう一度味わいたいものである。

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