毎日ちいのあとをくっついて歩いては、ちいにうるさがられている。
二匹くっついて寝ているときは、仲の良い姉妹のようでとても微笑ましいのであるが、起きるとすぐもめている。
たいていはちみが遊びたがってまとわりつき、しばらくは我慢して相手していたちいが飽きて、「ガッ!」と一喝しては逃げる、というパターンを踏んでいる。
たまに、ちいの方から飛びかかることもあるようだが、残念ながら私は見たことがない。子どもたちの情報から想像するほかないのだが、普段えさを取られっぱなしのちいからはあまり思い浮かばない姿ではある。
えさといえば、ちび猫ちみは何でも食べたがり、台所に立つたびにニャーニャーと大騒ぎになる。他には子どもの食べるスナック菓子にも興味があるようで、おやつの袋がガサガサなると「それはなに?食べたい食べたい」と顔を突っ込む。
拾って来た時、「シャー!」と首の毛を逆立ててうなっていた猫と同じとは思えない人懐っこさである。今日も首の後ろに猫玉のようになって甘えるちみを感じながら、「早くいい里親さんが見つかるといいね」と、動物バカの母は思うのであった。





















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