あわてて病院に戻り、軽く酸素を吸わせてもらいながら先生に診てもらうと「ワクチンのショック状態ではないようなんだけど……」。どうやら通院のストレスが最高潮に達してパニック症状を起こしてしまったのではないかという見立てです(*_*)
考えてみれば、家を出て車に乗せたあたりから王子の様子はちょっと変だったような。ちょっと前までは車に乗せたらニャーニャーギャーギャー声がかれるまで抵抗しまくりだったのが、いやに静か。診察室に入る前からケージの中で丸くなってドキドキしながら震えていたんです。
以前から病院嫌いの予兆はあったものの、イケイケだった子猫のころは耳ダニ治療やら何やらで毎週のように通っていたので刺激も慣れっこだったのかもしれません。
このところ病院からは遠ざかってのんびり平和な毎日を送っていたぶん、ショックも大きかったのかなと。待合室も普段よりにぎやかで、知らないわんにゃんの声やにおいが余計に不安をあおったのかも。
このまま連れて帰っても大丈夫とは言われたのですが、念のためそのまま少しだけ病院に預けて入院部屋とは別の静かな部屋で様子を見てもらいました。
夕方迎えに行くころにはすっかり落ち着いていつものやんちゃ坊主に戻っていた王子(>_<)ホッ 先生によると、薬剤に弱いタイプという可能性も捨てきれないが、やはり通院ストレスが原因だろうとのこと。箱入り息子のハートは思った以上に繊細だったようです。
ワクチンの心配以前に通院が問題だったとは……。またひとつ心配の種が増えてしまったわけですが、ともかく大事に至らずよかった。大変な苦労をかけちゃってごめんよ、王子。これからはなるべく病気を寄せつけないような予防策を考えなきゃね。
それにしても、今回病院に預けていたのはほんの数時間のことだったのですが、その数時間の長さ&寂しさったら! 王子が家を留守にしたのはこれが初めてのこと。一緒に暮らしてまだ1年なのですが、気づかないうちに本当に大きな存在になっていたんだね……なーんて、長い長い1日の終わり、いつもの場所で丸くなって眠る王子を見ながらしみじみしてしまった執事でした。




















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