
私には6歳上の姉と、2歳上の兄がいましたが、母はチョロを私の姉のように扱いました。
自分が田畑にでる時は、「チョロ、お願いね!」とチョロに声をかけていました。
実際、幼い私が、「おかーさーん!」と泣き始めると、チョロは私の側に座り、優しく「ニャ~ン」と声をかけてきていました。
それでも泣いていると、肉球で鼻の頭をプニプニと押してくれるのです。
大抵はそこで私も泣き止んでいましたが、たまに泣き止まず、さらに声を上げると、愛のムチ(?)でオデコをビシ!!っとたたかれていました。
チョロは頭の良い猫だったと思います。
食事は自分の場所がありましたが、食べるのが遅かった私が、1人残って食べていると、隣のイスに座り、前足をテーブルに置き待っていてくれたし、雑食だったチョロは、オヤツのお菓子も前足で1個づつ袋から出して食べていましたから・・・。
母だけでなく、家族は皆、チョロを私の姉だと思っていたでしょう。
成長速度の違いが、私にステキな姉を存在させてくれていたのです。



















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