19日到着した時から、子猫の鳴き声がきこえました。
でも、このときは姿が確認できず、家の道路を挟んだ前の林から声だけ聞こえてきました。
20日朝、玄関前の花壇の隅に子猫が倒れていました。前の日に雨だったし、気温が夏の割に低かったので、ぐったりして動けないようでした。ゆっくり息をしていました。
鳴きもしないし、動かないので、もうすぐ死んじゃうんだなぁ、かわいそうだなぁと思いましたが、助けようとは思いませんでした。
犬を2匹飼育しているのが精一杯で、新しい家族を迎える余裕はありません。
しかも、1匹の犬が皮膚炎で病院で治療中で、病院代がかなりかかっているときです。
子猫が死んだら、おばあちゃんが、埋めてくれるというので、仕方がないと思っていました。
ところが、だんだん夏らしい陽気で、気温が上がってくると、子猫が鳴き始めました。
立ち上がる元気はないようですが、精一杯の声で鳴くのです。
少し鳴いて、声が止まる、忘れたころにまた、少し鳴く、子猫の命がけのお願いです。
できれば、人がいるほうへ立ち去ってくれたらよかったのですが、動かないのです。
少し動けるようになると、玄関をのぞいてみたり、花壇へ戻ったり。
でも、基本は花壇で、夕方までその状態でした。
小さな小さな片手ほどの黒い子猫。
汚れてガリガリの体、目やにで開かない目、1匹で昨日からずっとがんばっています。
前の日の夜は雨、今日は炎天下で、飲まず食わず。
結局、子猫が夕方になっても、花壇にいたので、根負けして病院へ連れて行きました。
夕方初めて子猫に触りました。本当に小さかった。
300グラムでした。
ずっと一人で心細く気を張っていた子猫は、
抱き上げてすぐに病院へ向かう車の中で、寝てしまいました。
そこから、子猫の病院通いと里親探しが始まります。

左上に写っているのが皮膚炎の犬
免疫的な病気で移らないです。



















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