脱走兵 VS 木こり

脱走兵　VS　木こり　

2014年9月6日(土) 260 / 14

むっくり、管理人は起き上がった。

７：１５。

そういえば、昨夜はお風呂に入っていない。

あんなに汗ダラダラになった昨日、眠くなってそのまま寝てしまった。

朝から元気ななるしゃんにリードを付け、管理人はカッパを着た。

そして、なるしゃんは玄関のリードに接続され、管理人はノコを持った。

そう、なるしゃんは係留、管理人は木こりになった。

先週末、かなり剪定された我が家の庭。

でも、それだけじゃあ、終われない広さと量。流石、田舎。

先週末からあとどこを切ればいいか、検討してきた。

それをいよいよ実行する時が来た。

どうせ、今からシャワーを浴びなくてはならないのだから

いっそのこと今汚れちゃえ～が正しいか？

ノコを振るう木こり。

1本目、木こりがなんでこんな所に木が？あったっけ？と

思われるやけに高い木を切った。

　　木～が、た～～～お～～～～れ～～～る～～～っぞ～～～～～～～～！！！

切られた木は、バサリと倒れ、楓の木に光が当たるようになった。

　　「これで、楓が復活する。」

そして、それを皮切りに、切り倒す切り倒す！！！

　　　広がる空間。

蟻んこがウヨウヨいる木も有った。蟻は嫌い。お尻を刺されたことがあるから。

切りすぎても格好が悪いので、角度を変えて確認。

　　　森が林に変わった。

すると、

　　家族B「なるとは？逃げたんか？」

え？

どうやら、一本目の「木～が、た～～お～～～・・・」のところで

怖くて逃げた模様。

リードと首輪は家の中に向かっていた。

猫がいない首輪。ぬ・け・が・ら。

　　家族B「なると～～～！なる～～～～！」

　　木こり「家の中にいるんじゃない？なるしゃ～～～ん！」

家族Aまでが声をかける、が、家の中からは出てこない。

　　木こり「なるしゃん、呼ばれたら来る！やろ～～～！」　※いつも来る

　　家族A「あははははは。」

　　家族B「あ！なると！」

脱走兵は外のどこからか現れた。

呼ばれたから来たのだった。

車の下を右往左往。

捕まえられようとして、逃げる脱走兵。

家の周りを二手に分かれ、挟み撃ち!　　　できない･･･。

裏の○場さんの畑に進入！

　　木こり「すみません、入ります。」

そう言いながら、畑側から脱走兵を捕獲しようとする。

脱走兵は二人の動向を見ながら右往左往。

ドン・チビリーノ脱走兵はそれ以上敷地外にでられなかった。

とうとう、管理人の車の下に座り込んだ脱走兵。

　　　　なるしゃ～ん。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　なると～。
　　　　出ておいで～～～！

出てくるわけなかった。だって、自由で楽しいモン。

木こりは家の中に戻り、餌と皿を玄関に持ってきた。

それを脱走兵に見せながら、

　　木こり「なるしゃん、ご飯。」

　　脱走兵「にゃああああん❤」

まんまと作戦に引っかかり、玄関に入った。

扉を閉め、なるしゃんにご飯をあげようとすると素通り。

なるしゃんはいつもの場所で食べたかった。

首輪を付けられ、ご飯を食べるなるしゃん。

木こりの勝ちだね！

　
　　　やったね！　やったよ！

木こりは勝利のシャワーを浴びた。

そして、よく冷えた桃を食べるのであった｡　　　※用務員さんにとってあったもの

旨し!

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