とある場所で何かに襲われたらしく、血まみれでもがいていた所を見兼ねて連れ帰りました。
この時初めて知ったのですが、鳥を診られる獣医は少ないらしく、
保護地で数件の動物病院を回りましたがどこも診察を断られました。
私の手はこの子の血まみれでしたが交番で事情を説明し、
自宅へ連れ帰る事が法に触れない事を確認。
駅で駅員さんに許可を得てそのまま電車に乗って自宅へ連れ帰りました。
ほんまるの行きつけの病院へ電話をして相談したところ、
そこには鳥を診察できる獣医がいるのですぐに連れてきてと言っていただき、
そこで翼を手術していただきました。
付け根から切れていて、「残すのは難しいかもしれない」と言われましたが
この子がこれから先生きていくために形だけでも残せないかと懇願したところ、
なんとか失わずに手術をしてくださいました。
その後、順調に回復し数年後には羽ばたけるようになりました。
飛ぶことはできなくてもバランスは取れたので歩く事も苦ではないようでした。
ほんまるはジローを襲うことなく、いつも見守ってくれていました。

ジローと名付けたものの、見事に卵を産んだので女の子と判明・・
でも改名はしませんでした。
呼べば羽ばたいて見せてピョンピョン飛び跳ねて答えてくれていたので
自分の名前が「ジロー」だと認識していたのだと思ったからです。
ほんまる他界の半年後、ジローも他界。
我が家で12年を過ごしました。
先日、このジローの夢を見ました。
森の中で必死に巣作りをしていました。
「ジロー!!」と呼ぶといつものように羽ばたきながら飛び跳ねて私の所に来てくれました。
そしてなんと、ヒナを紹介してくれたのです。
もう嬉しくて嬉しくて沢山ジローの体をナデナデしました。
天国での生活を教えてくれたような気がしました。
飛べなくなったジローを我が家に迎え、
共に暮らした事が果たしてジローにとって幸せだったのか、ずっと疑問です。
亡くなった今でもずっと心に引っかかっています。
でも先日見た夢でのジローはとても幸せそうでした。
自分の心が見せた夢なのかもしれません。
でも私はそんなジローの姿を見て本当に幸せでしたし嬉しかったのです。
現世と天国、それぞれ存在する場所は違いますが
私達はずっと家族♪
ほんまるとジロー、仲良くしてくれているといいな♪



















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