
朝の用事を済ませて、台所を出ると階段から黒ちゃんの鳴き声が。
ああ、階段の途中に居るのかと思って階段を見ると誰もいません。
あれ?
黒ちゃん、黒ちゃんと呼ぶと、やはり階段からです。
はっと思って、階段下の収納庫の入り口を見ても普段通り。
けれども、もう一回名前を呼ぶと収納庫の中から声が聞こえるではありませんか。
これは、階段下収納庫に侵入したと考えて、収納庫の入り口に置いておいた蓋を開けようとすると、びくともしません。

なんとか隙間から手を強引に差し込むと、どうやら中で荷崩れを起こして、荷物を入れた袋が蓋の向こう側に落ちて入り口を押さえつけているようなのです。
もう、必死で片手で袋をはねのけて入り口の蓋を移動することが出来たのですが、黒ちゃんは、収納庫の奥に怯えて固まっています。
何回か、名前を呼ぶと、ニャと鳴いて少し体を前に出したので素早く抱きかかえることが出来ました。

猫さんの能力は人知を超えていると感じた瞬間でした。



















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