苦手な方はスルーお願いしますm(__)m
ねこ神さま。

猫さんはどうしたら幸せになれるのですか?
ちびこ、野良猫の気持ちになってごらんなさい。

野良猫を演じてみるのです。
野良猫…、野良猫…。私は野良猫…。
私はこの春生まれた子猫にゃ。
私が生まれたために、お母さんは捨てられてしまったにゃ。
親切な人が、野良猫になったお母さんにご飯をあげてくれたけど、また新しく子猫を生んだら遠くに捨てられてしまったにゃ。
それからもたびたびご飯をくれる人はできたけど、子猫を生んだら捨てたり、もう来ないように棒で殴られたにゃ。
お母さんは痩せて汚れていったにゃ。
病気になったお母さんに、誰もご飯をくれなくなったにゃ。
それでも毎年たくさんの子猫を生んだにゃ。
誰もお母さんに、手術してくれなかったにゃ。
助けてにゃー。
とうとうお母さんが動かなくなったにゃ。その時もそばには赤ちゃん猫がいたにゃ。
私がいなければ、お母さんはご飯をもらえて幸せだったにゃ。
私がいたからお母さんは捨てられたにゃ。
と泣くちびこに、猫さまが、お母さんはあなたが生まれて幸せだったのよ。
だからもうお母さんのそばに行きなさい。お空から心配そうに見ているよ。という。
(ちびこの正体は、最初の年に、生まれてすぐに死んでしまった子猫でした)
天国で待っているお母さんのところに旅立つ。

最後に、子猫が猫さまにいう。
女の人たちがきて、お母さんをきれいな箱に入れてくれたにゃ。
早く見つけてあげられなくてごめんね、って泣いていたにゃ。
赤ちゃんたちにも、新しいお家を見つけてくれたにゃ。
そこでちびこ覚醒。
(なんか演技というよりイタコみたいです。恐ろしい子。)
猫さまがちびこにいう。
わかったでしょう、ちびこ。
恐ろしいのは、猫でも人でもない。
恐ろしいのは、知らないってこと。
猫は生後半年で大人になり、年に2~3回、3~6匹の子猫を生む。
親子兄妹でも子供をつくるから、放っておくと大変なことになるの。
野良猫が幸せに生きるためには、数を増やさないことがなにより大切なの。
数匹だったら人間も地域もいい人でいられるけど、これが数十匹になると、猫を憎むようになるの。
不妊手術して、これ以上数を増やさないことが、猫が幸せに生きるために私たちにできることなのです。



















25
最近のコメント