FIPの可能性が高まりました。でも、諦めないニャん♪

2015年11月2日(月) 1248 / 0

今日は私はお休みを取ってレイくんの通院に行ってきました。

今日は、前回の血液検査に引き続き血液検査と腹水検査それに加え、検尿、検便を再度行いました。あらゆる可能性を模索しています。
腹水の培養検査の結果はまだ、出てませんが先生が検査先に問い合わせて、途中経過を聞いたようです。
途中経過ですが現在のところ腹水に細菌は居ないようです。
ウンチは異常無し。尿はタンパク(+-)が少し出てるのと、せん血反応が(2+)、PHは6.0で異常無し。細菌等は認められず、所見を出すなら極軽い膀胱炎、ただしオシッコが濃いので水分が足りのかもしれない。腹水に出てるのかもしれない。なるべく水分を取らせるようにとのこと。

それらを総合して、可能性のある疾病を消極的方で発見に努めたのですが、結論から言うと他の疾病の可能性極めて低くその分、FIPの可能性が大きいとの事でした。
後は、腸にある腫瘍のようなもの・・年齢(3ヶ月の子猫)で癌と判断するのは無理が有りますが可能性は0ではありません。
大きさは10mm程度、これが腹水の原因なのかは正直不明。
開腹手術で取ろうとすれば取ることは可能だとの事。
しかし、まだ、子猫のレイくんの身体への負担の方が怖いこと、もし原因が他に有るなら一気に弱る可能性が極めて大きいこと。レイくんの現在の症状は安定していることから手術は勧めない。

腫瘍もFIPも病因の確定診断ではありません、レイくんの症状(食欲、下痢等)がFIPの症状とは合致しませんし、消去法で残ったのがFIPだからFIPと断言するのは私は納得出来ません。
なぜなら、消去法ならFIPも消去出来る症状のなのです(FIPの基本的な症状に合致しない。)
消去法は、原因が決まったパターンなら有効ですが、未知の症例の場合、誤った判断をする危険性を孕んでいます。

(私は通信、ネットワーク等のエンジニアですので、機器に障害が発生した場合によく同様な消去法で原因を探るのですが、稀に消去法では原因が解らない障害が発生することがあります。その場合は、メーカーのエンジニアも動員して探求しますが、マニュアルにない部分が原因だった事が多々あります)

全て症例を消去したら何も残りませんけど・・でも、人間を始め動物の病気は解明されて無いものがたくさんありるのも事実です。先生も私のこの意見には同意してくれました。

しかし、何も残ら無いから何もしないというわけには行きません。
他の疾患の可能性が低くFIPの可能性が高いのならば、治療法はおのずと決まって来ます。
レイくんの治療は、取りあえずはFIPをに主眼を置いた治療となります。(特に腹水を止める方向です)
腹水が出てるのはどかが炎症してるってこと、その炎症さえ収まればレイくんは他に異常が無いので希望は大きくなるのです。

投薬は、抗生剤物質、ブレドニゾロン(ステロイド)、ザンタック(胃腸薬)、アザグレル(抗炎症剤)、利尿剤です。
インターフェロンは、ドライタイプの子には効果が有るようですがレイくんようなウェットタイプには効果が低いのと、レイくんの症状からまだ、投与しない事にしました。
それとステロイドは投与量を間違うと毒にもなる薬ですので(免疫系には影響を与えない程度)最低限の量に押さえてます。
抗消炎剤は、初めての薬で、腹水の減少等の効果があれば、ステロイドをさらに減量出来て利尿剤も停止できると言う説明でしたので、投与することにしました。
腹水はやはり溜まっていますので無理が無いてど抜きました。(100cc、色は薄い茶色:FIPなら腹水の色は黄色ポイはずなのですが・・)
今日のところはこの方針で経過を見ます。

その他としては、私が本やネットでFIPを調べていてシクロスポリンと言う免疫抑制剤がFIPウィルスに効果が有る新薬として紹介されているのを見つけました。
それを先生に聞いたところ、薬は病気にも置いて有るけど、FIPに効果が有ると聞いたのは初耳であり、医薬品会社からもそのような連絡は無い。
でも、可能性が有るなら今は何でも試す価値は有ると思う。ただし、いますぐと言うわけには行かない。製薬会社に問い合わせ、学会等の論文や文献を調べて効果が少しでも期待出来る用なら投与を考えて見ましょうと・・・

先生は｢FIPとは言い切れません。他の疾患の可能性は低いとは思いますが私達が気付かない病巣が隠れている可能性も否定できません。私もイロイロ調べて見ます。諦め無ないで頑張りましょう｣と！

診察の最後に私が
｢先生、奇跡は祈るものじゃ無くて、起こすものですよね。｣と言うと
｢そうですね。奇跡を起こすように頑張りましょう。諦めたらそこで終わり。諦めない限りゴールはあります。何かあれば直ぐに連絡して下さい。私も調べて何か良い治療法があれば直ぐに連絡します。｣
心強いお言葉を頂きました。

まだまだ、諦めませんよ！

何か良い治療法やアドバイスがあれば、メッセージをお願いします。