その一つ、土佐町和田の翠(みどり)ヶ滝は弘法大師の修行地で、ミニ四国霊場に指定された通夜堂や大師が入洞した洞窟もあります。

霊場だけに石仏もいくつも安置されているのですが、その中に船型の猫地蔵があります。牛馬を供養する馬頭観音はよく見かけますが、猫を浮き彫りした地蔵は珍しいですね。建立年の刻字はなかったと思いますが、幕末か近代の建立でしょう。
もしかしたら飼い主と共にここにお参りに来ていた猫がいたのかも知れませんね。

因みにここを訪れたのは今年のGW最初の休日だったと思いますが、一世帯か二世帯位しか居住していない山奥の限界集落ということもあり、参拝者の姿は皆無。

滝は通夜堂から洞窟へ向かう小径の上を、放物線を描いて越え、下の池のようになった滝壺手前の斜面に落ち、その斜面には虹が懸かっていました。滝壺周囲には紫色のキシツツジが咲いて彩を添えています。

ところで最近知ったのですが、日本にも動物の気持ちが分かる方がいるようですね。その尼僧の方の書籍は皆、「号泣もの」らしいので、早速購入してみようと思います。
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