シルジ・コネ

高知県 50代 男性 ブロック ミュート

現在、猫を飼っているとも飼ってないとも言えませんが、自宅敷地に入ってくる野良猫のため、軒下に餌やり場を作っています。第三者からは飼っているように見られます。 高知や愛媛(本土のみ)の野良猫スポットを...

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野良猫探偵・鏡川編:後編+現代まで続く花街
2016年7月20日(水) 723 / 6

「野良猫スポット探偵」、略称「のらたん」のこのシリーズは不評につき、今回で終了します(飽くまで予定)。
「後編」は以前、投稿したマルナカ旭店裏のスポットを探訪した日に同時に探索したのですが、先日、ネコジの里親募集コーナーで、マルナカで保護された子猫の里親が代理募集されていました。その会員の方は地域猫活動をされているということですが、機会があれば色々お伺いしたいと思います。


さて、今回、最初のスポットの調査キーワードは、文字情報としては「鴨部」という地名、画像情報としては、「歩道橋の階段下らしき所の餌場」、その画像が添付された記事の他の画像に、「少々高い所からの交通量の多い道路の俯瞰に写る牛藩の看板」がありました。

この俯瞰画像は普通に考えれば、鴨部にある歩道橋からの俯瞰写真でしょう。鴨部地区の牛藩は道路地図に記載があります。そこから一直線に延びる道路上の歩道橋と言えば、鏡川橋南袂にある「鴨部歩道橋」。


この歩道橋には四ヶ所、上り口がありますが、餌やり人は多分、一番交通量が少ない道路の方に餌場を作っているはず。となれば、自ずと北東の階段下ということになります。
実際、そこに餌場がありましたが、猫の姿は見えませんでした。

そこへは、鏡川北岸を西進して行ったのですが、途中の紅葉橋北袂下にも野良が一匹、寝そべっていました。その前には煮干しが入ったトレイ。ここの猫も警戒心が強く、数メートル以内には近寄れません。
余談ですが、藩政期、ここには「雁切の渡し」があり、龍馬が脱藩時に渡って行きました。


次のスポットは画像情報のみ。「鏡川の堤防にあるベンチ側の餌場」、ただこれだけです。北岸なのか、南岸なのか、どこの地区なのかも分かりません。

紅葉橋から鏡川橋間の北岸にはなかったので、今度は鴨部歩道橋から南岸を東進することに。しかし南岸には木陰となる樹林がありません。ベンチがあるということは、そこが木陰になっているはずです。


更に背後に高層マンションが次々と現れるようになりました。樹林がなければ、堤防はマンションの窓から丸見えなので、そんな所にベンチは置かないでしょう。ここでベンチは南岸ではなく、北岸にある、という判断を下します。

そこで紅葉橋を北に渡り直し、東進して行きます。こちらの北岸には高い建物はありません。
しばらく進むと、前述のマルナカ旭店裏の餌場に行きあたったのです。更にその向こうには木陰。「あそこに違いない」とかけよってみると、案の定、画像のベンチと餌皿がありました。

この時、ベンチには目つきの鋭い、浅黒い肌の60代位の餌やり人が腰かけていたので、一旦、そこを通り過ぎて新月橋から北側の思案橋に出て西進し、マルナカ裏へと出ました。


またまた余談ですが、そのルート、思案橋から西方の竹内循環器内科までの「龍馬・脱藩の道」沿いは、明治から関連法律が施行される昭和33年まで「玉水新地」という公娼街でした。

中高年男性は「社会常識」としてご存知かと思いますが、その法律施行後も、警察や自治体が黙認する置屋街が全国各地に存在しています。この玉水新地跡置屋街もその一つですが、料金は数千円と安いものの、娼婦は皆、無愛想な中高年なのでお勧めできません。

「何書いてるのよ!」と女性会員から叱られそうですが、歴史や民俗研究に於いて、公娼や遊郭制度は避けて通れません。戦前の娼婦の過半数が農家での口減らしのため、送り込まれていたこと等、当時の「格差社会」による「歪み」を見て取ることもできるのです。
野良猫問題も切り口によっては「民俗」に含まれます。
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