
今ではこんなデレ猫シマちゃんですが、実は一度脱走させてしまったことがあります。
保護した日の翌日、明け方の出来事でした。
ネコジルシでも迷い猫や脱走などの話をよく目にすることはあります。
でも正直いつも他人事で、うちの子に限ってという気持ちがあったのだと思います。
もちろんシマちゃんはうちの子でもないし、野良の大人猫。
我が家では水もごはんも口にしてません。
元いた場所から10kmも離れた見知らぬ土地で迷子になってしまったらきっと戻ってこれない。
その前に車に轢かれてしまったら?
幸せにするつもりで連れてきたの申し訳が立たない。
家の周りを捜しながら悪いことばかり考えてしまい、途方に暮れてわんわん泣きました。
でもふと我に返り、反省。
悲劇のヒロインしてたってシマちゃんは見つからない。家族だけでの捜索も限りがある。
泣くのはやることやってから!と、すぐに迷子チラシを作成しました。
こちらのテンプレートを使わせていただきました。感謝。
http://chabuko.net/?p=31
車の下、物置の影、草むら、キョロキョロしながら自宅近辺くまなくポスティングです。
登校時間だったので子どもやお母さんにも渡しました。
その日は選挙期間中で自転車で選挙活動している候補者さんにもチラシを渡してお願いしました。
もちろんその方に投票しましたよー。落選しちゃったけど。
猫飼いの友人からのアドバイスはとても心強かったです。
猫の行動範囲は意外と狭いから、家の周りにフードを置いてみて。と。
実際その通りで、塀で囲ってあるお隣さんちに潜んでいたようなのです。
その日の夕方、庭に姿を見せた時の感動ったらありません。
お腹を空かせてというより、どうやら仔猫を迎えに来たようでした。
が、懐いているわけではないので、私の姿を見ると逃げます。
彼女にとって私は猫さらい。仔猫を人質に立て篭っている西の魔女。
素手で捕まるはずがない。
動物愛護団体さんに連絡して捕獲器を借りることになりました。
翌日、結局捕獲器ではなく、ハチ子を囮にして、家の中におびき寄せる作戦で捕獲成功。
めっちゃ警戒されて何度も失敗しましたが、シマちゃんとハチ子の親子愛のおかげです。
ちなみに、その時のチャッピーズ、座椅子をシーソーにしてヒャッハー言いながら遊んでました。
男の子って!
たった2日間の捕物劇でしたが、1週間ぐらいに感じました。
こんな思いをみなさんしてたんだと、痛感しました。
飼い主さん以上に、帰りたいのに帰れない猫さんが可哀想でやりきれません。
それ以来、市内近辺の迷子情報は見るようにしています。
公的機関に連絡する度に聞かれました。
「首輪はしていましたか?」
脱走した時、野良さんと区別するため、他の方の目に止まりやすくするためにも、
首輪+迷子札は必要だと思いました。
迷子探しは初動が大事だそうです。以下、私がやったことです。
・迷子チラシを近所にポスティング
・警察署、市役所、保護センターに電話連絡
・迷子チラシをPDF化して友人知人にLINE
・動物病院にチラシを貼ってもらう
・小学校にチラシを貼ってもらう
・家の周りにダンボールハウスとフードを置く
・捕獲器を借りて設置

無事戻ってきてくれてありがとう。
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