動物の好き嫌いはどうやって決まるのでしょうか?育った環境の関与が大きいと思いますが、私は動物が大嫌いな母に育てられました。
それでも渋々小鳥を飼うことは許してくれましたが、犬や猫なんてとんでもなくて、犬や猫を飼っている友達の家に行くのも「毛がつく」「犬や猫はバイキンを持っている」なんて言われる始末でして(^◇^;)
子供の頃は野良猫と言われる猫さん達が多く、ゴミを漁ったり庭に排泄をする事もあったり、盛りの時期のケンカや鳴き声に悩まされる事もあり、ご近所一帯に母を含む猫嫌いさんが沢山いました。それに、飼い猫でも外に出しているのが普通でしたしね。
そんな母の元で育った私は子供心に
「大人になったら犬か猫を飼う」
という野望を抱いてまして(笑)
社会人になり、一人暮らしをする様になり、初めての猫を飼う様になるとそれまでちょくちょく私の家に遊びに来ていた母は来なくなり、母と会う時は外で会う様になりました。
最初の猫のくろを飼い始めて数年が経った頃、私が体調を崩し寝込んでしまい、何も出来なくなった時、母が看病に来てくれました。
でも、母は猫が嫌い。
長年の感情はそんなに簡単には変えられないものですよね。くろも母が猫が嫌いなのがわかるのか最初は押入れに引きこもり‥
でも、くろもお腹が空くわけで、トイレもしたい。籠城は半日で終了、ご飯くれ、トイレの掃除してくれと、私が相手に出来ないので何と母に要求。母もそもそも猫は追い払ったことはあっても寄って来られることが無かったので、おっかなびっくりで世話をしました。
数日間通って貰ったのですが、あれだけ嫌がっていたのにお互い少しずつ距離を詰めて行き、触るなんてとんでも無かったはずの母が
「あんたは思ってた猫と違うね」
‥なんて話しかけながらそっと撫でているのを発見!
それから母が猫好きになった訳では無いけれど、我が家にまた遊びに来る様になり、くろが逝って、りゅうに変わり、りゅうの後、日向に
なってもそっと撫でて一言かける。
猫嫌いさんも心変わりすることあるんですね!
これが一番身近な「猫嫌いさん」のお話でした♪

ボク、こんなに可愛いのにねっ♪
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