まだ寒さに慣れていない身体、空気の冷たさが身にしみます。
今日の日記、猫不参加です。

初雪の朝、先月の温かさに春と間違って咲いてしまった芝桜。
冷たそうでかわいそうだけど、ピンクと白がきれいです。
グループホームで働き始めて一年、やっとおばあちゃんたちと仲良くなれたのに、まさかのユニット替、また一から初めています。
今度のユニット、新参者には手厳しい。
何をするのにも返事は「イヤ」
仕事を終えて帰るときの挨拶にも「勝ってに帰って下さい」
お年寄り特有の症状ってわかっているけど、いつ受け入れてくれるのかな~
毎日ヘロヘロです。
食べ物の話が一番盛り上がるというので、冬に食べたいものを聞いてみました。
ひとりのおばあちゃんが「すっぽご」と。
以前、おそば屋さんをしていたらしいのです。
そういえば今頃の季節になると「なべやきうどん・すっぽこ」という紙が映画館近くのおそば屋さんの入口に貼ってありました。
市街地開発なのか、継承者がいなかったのか、その映画館もおそば屋さんももうありません。
麺類に詳しいまめおさんの日記のコメントにすっぽご出している店知りませんかと聞いてみましたが
すっぽご鍋…? なんだ?すっぽごてw
梅干おばちゃんがすっぽこ汁を調べてくれてこの画像を貼ってくれました。

お隣の宮城県のすっぽこ汁のキャラクター、すっぽこじーです。
この顔で「がんばれ、宮城といわれても・・・」
でも、宮城と山形のすっぽことは別物です。
山形市民はラーメンにかけるお金が日本一。
お昼に中華ごちそうするといわれても、エビチリやカニ玉を思い浮かべてはいけません。
中華そばのことです。
お蕎麦もおいしいところ、もはやすっぽご文化は廃れてしまったのか・・・
でもさすが、まめおさん、お母さんに聞いてすっぽごの食べれる店、市内に四件だけ残っていると探してくれました。
21日、夜勤明け、22、23日は連休。
無事夜勤が終わった安心感なのか、開放感なのか、嬉しくて眠くない。
この気分ですっぽごを食べに行こうと出かけました。
その前に梅干おばちゃんのお薦め「分かりやすく綺麗で技術もすごい大作ばかりです♪」とメッセージをくれた院展を見たいと山形美術館へ。
地元の芸工大の方も初入選されているようです。
技術のことはよくわからないのですが、絵の空気の中へ吸い込まれる吸い込まれる、これが感性というものなのかな。
225㎝×180㎝どこから描き始めて、どこで完成としたのかな。
日本画特有のぼかしはどこで筆を離して塗り重ねているのかな・・・
すごく見ごたえがありました。
次は常設展示場へ。
吉野石膏コレクションの洋画が展示してあります。
ダイガーボードの吉野石膏、山形の吉野鉱山が発祥地でコレクションした洋画を山形美術館へ日本画は天童美術館に寄託してくれています。
モネ、ミロ、マティス、ユトリロ、シャガール、ゴッホ、まめおの好きなピカソ、ブラック、特にルノワールの作品が多く、幼女の青い瞳に釘付けになり、すっぽごなんてどうでもよくなり、気分よく帰宅してしまいました。
梅干さんありがとう。
22日、改めてすっぽご食べに。
ところが店先には「釜休み」の看板が。
定休日とか休業日とかでなく釜のせいにするのが老舗らしいところです。
すっぽご求めて3日目、やっと食べれました。
手前の揚げと天かすが浮いているのがむじなそば、奥の蓋がのってあるのがすっぽごです。

蓋をとると硬めのあんがかかっていて中身が隠れています。
かき混ぜると鶏肉やエビなどの具が出てきます。

ちょっと考えてみました。
なんで宮城と山形のすっぽこは違うのか?
すっぽこは卓袱のなまったもの。
卓袱料理は中国から伝わった長崎の郷土料理です。
丸テーブルに沢山の料理が並びます。
讃岐の卓袱うどんは大きめのお皿に沢山の具が入るそうです。
これが北に進み、宮城のすっぽこ汁になります。
沢山の具材が入ったうどんはおかめ八目にかけておかめうどんになります。
おかめうどんに餡をかけるとおかめの顔がのっぺりとなります。
滋賀県ののっぺいうどんです。
昔から近江と交流があった山形ですっぽことのっぺりがゴチャゴチャになった。
・・・かも知れない・・・・???
matchaさん見てくれたかな?すっぽこ鍋との違いわかってくれたかな?
楽しみにしていた連休もすっぽご三昧で終わりに近づいています。
明日からまたおばあちゃん達の洗礼がはじまります。
すっぽこじー、こんなのも見つけました。

ゆるキャラなんだかよくわかりません。
どのゆるキャラよりかわいいカブッチ
幸せな家族が見つかりますように。
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