前の会社で巣から落ちてきた子すずめを拾いました。
野生動物は拾ったらダメということになっているそうですが、雨の中、瀕死の子を見捨てることができず、ついつい。
ヂュッピーと名づけ、試行錯誤の子育て。
春先によく見るすずめの親子。エサをねだる子すずめは黄色い嘴を大きく開け、羽はパタパタさせて「ごはん、ください」 のアピール。
ヂュッピーも名前を呼ぶと口を開け、羽はパタパタするように育ちました。
鳥ははじめに見たものを親と思うそうです。
私もヂュッピーの親になれたのかな。
その頃、会社の玄関先でセキレイの夫婦が巣作りと子育ての真っ最中、玄関が汚れるからと巣と卵を捨てる経営者、それでも何度も何度も巣をかけるセキレイの夫婦。
13年も信頼して仕事をしていたのに、経営者に違和感を感じ転職しました。
慣れない仕事、疲れた頭と身体を癒してくれたヂュッピー、いつもいつも傍にいて、肩で遊んで、膝で寝て。
ずっと一緒だと思っていたのに、今年二月、一度も空を飛んだことがない子が空の彼方、虹の橋へ翔んで行ってしまいました。
私の一生を変えた小さな子、たった八ヶ月一緒だっただけのに、この子への想いは時間が経っても成長するばかりです。





宜しくお願いします。
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