海斗ごめんね

2018年3月3日(土) 439 / 12

むくに電話して、海斗の回復を願いながら
その夜は、眠れませんでした。

翌日曜日6時、娘美沙をミニバスケットに
送り、帰宅して7時過ぎ

電話が鳴る音に、ドキ❗としました。
むく動物病院
手が震え受話器を握って、動揺しながら
電話に出ました。

むくの男の先生でした。
｢海斗の様子はどうですか？」
先に、わたしが聞きました。

先生が｢残念です、海斗くんもガンバつてくれてたのですが、こんなことになり残念でならない」
｢そうですか、ありがとうございました。
娘と一緒に迎えにいきますので、12時過ぎになりますが大丈夫ですか？」
｢わかりました、お待ちしています。」

電話を切って
主人に知られなければと思いました。
主人は、シンポジウムの準備で金曜日から
帰宅していません。

そして、日曜日は成田にいました。
インド武官を迎えにいってました。
メールをして、娘を迎えにいきました。

車に乗り込んで来た娘に、
｢このまま、むくに行くよ」
｢なんで？海くんは？」
｢海くん、ダメだったの」
娘は、下を向いて声をころして泣いてました。

むくに行くと先生が待っていてくれました。
ボールにタオルをひいてもらった中に
小さな海斗の亡骸がありました。
先生が｢先生が本当に悔しいです。
残念でならない、助けられなくて
申し訳ありませんでした。」先生が頭を下げられました。
｢いえ、ありがとうございました。
連れてかえります。」と
主人からメールの返信が来てて
｢インド武官の到着が、明日になった
一時帰宅の許可もらったので、今から帰る」とありました。

きっと、海斗も最後に主人に会いたかったのかもしれません、奇跡の偶然でした。
成田から主人が帰宅して
家族で、海斗くんとお別れをしました。
主人は、庭の木の根元に埋葬する穴を堀りら｢海斗ごめんな　ごめんな　
こんなつもりではなかったんだよ、
許してくれ　ごめんな　
」と繰り返し、海斗を撫でながら号泣していました。家族一人一人が、土をかぶせ
幸せにしてあげられなくてごめんね
我が家に来て、苦しい思いばかりをした海斗くん、それでも　元気なときは
一緒に遊び、顔をペロペロなめてくれた。
生まれ変わったら、また会いに来てねと
心で祈りました。
主人は、海斗を埋葬して
すぐに仕事に戻りました。

いまだに海斗くんが、元気だったら
そして、さくらが来てたら
もしかしたら、赤ちゃんがいたかもと思います。

さくらとの出会いは、海斗くんの
丁度49日頃、さくら
桜の花が好きな主人が名前をつけました。
海斗さくらを見守ってね
さくらとの生活が、始まりました。
海斗ーさくらがいなくなったの😰

さくらを、守ってね。

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