私の大事な宝物の一つです。

まず愛娘のトトが突然の病で亡くなった事から始まりました。

子煩悩だったグルは常に娘たちの世話を焼いていました。
トトが突然の難病に発症した時は、猫での骨髄軟化症という例のなさで
まずウィルスを疑われ隔離となりました。
死後の検査結果にてウィルスに異常はなかったと言われましたが
これを機会にと猫保険に残った3匹を入れて、健康診断だけでなく血液検査もして貰った所
グルの白血病が判明し先生の勧めで感染防止に突然の隔離となりました。

彼にとって突然娘を亡くし、家族と引き離され、どれだけ家族愛が深い子が辛かったのかと
居間の隔離の扉には爪の跡やガムテープの跡が残っています。
ずっと一匹で網戸から空をみていたグル。何度も会いたい会わせろと訴えてきたグル。
飼い主もグルも他の子達も必死でした。
餌を変えサプリをを与え、部屋の温度に気を配り空気清浄機も導入しました。
彼は必死で戦ってくれていました。寂しさと病とです。
彼は信じていました。また家族に会える事を。
扉越しにマロコやメロが来る度に、必ず彼は隔離扉の前にいました。
そして奇跡が起こり陰転し、やっと家族と再会できたのです。

メロがまずグルに近づいていきました。グルはずっと娘が来るのを待っていました。
怯えるでもなく、警戒でもなく、穏やかな目で待っていました。
そして久しぶりに彼が二階の猫部屋に行き座り込んだ場所は

亡くなったトトを看取った場所でした。
じーっと長い事みつめ、そしてそれからも、その位置は長い間グルの居場所でした。
今はメロが引き継ぎ。寝る前に必ずそこに座ります。
ヒーターがあるので暖かいから?と思っていましたが、つけていなくても座ります。
グルに伝えたい事があります。
かかさんが怖いのは、かかさんが働けなくなる事と君たちに何かある事
でもね、君は乗り越えてくれたから、かかさんも頑張れると思うの
だからお願い、少しでも元気で長生きして、かかさんの傍にいて頂戴ね
グル「任せろにゃ!!」
いつも、んー!!って返事くれます。マロコにもメロにも伝えています。
昨日トトの墓参りに行ってきました。
いつも娘と二人で手を合わせながら長い事祈ってしまう。
そして二人ともトトにお願いしています。
「どうかグル達を見守ってあげてね」
どこからかトトの
トト「わかったなのー」
って声が聞こえてきそうです。



















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