支援すること

2018年3月27日(火)

猫ボラ　支援

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我が家は飼育放棄された子もいますが、今でもどうするのが良かったのか？思い出すと考えることがあります。

私がまだ捕獲器を持っていなかったとき、友人の知り合いの猫ボランティアさんに捕獲器を貸して頂いたことがあります。TNRをしたい猫がいたため、何回かお借りしました。
そのとき、友人とお礼にとそのボランティアさんのお宅にフードを差し入れしました。
そのお宅はたくさんの猫を飼っていて、里親さんに出している猫もいたようですが、保護猫の数はかなり多かったと思います。

私は当時、今より猫の飼育について知識もなかったので、お宅に伺ったときたくさんいるなぁ・・・ぐらいしか思いませんでした。
中には入ってませんが、ちらっと見えた中の様子は猫だらけでした。

私は単純にたくさんの猫を助けていてスゴイなぁとしか思っておらず、素晴らしい活動をされているとしか思っていませんでした。

何年かにわたり、捕獲器を貸していただいたので、その度にお礼と返却に伺いました。

そして年々臭いのキツさを感じるようになり、そして行く度に中の猫が外へ出て来るようになり、猫たちの様子もわかるようになりました。
猫たちは太った子はおらず、毛艶も悪い状態で、私はボランティアさんに保護された子は幸せに生活していると思っていたのでショックでした。

今考えると、その方はキャパオーバーの状態で猫たちのケアが行き届いていなかったのです。
ですが、本人は助けたことに意味があり、行き先がないより自分が飼育したほうが幸せだと思っていたようでした。

私は捕獲器を自分で購入してから、その方にお会いすることもなかったのですが、友人経由でその方がボランティアをやめ、猫たちを手放したと聞きました。
支援物資など人様から頂いたりしてやっていたようですが、自分の収入も下がりやっていけなくなったようです。

今、私が思うのは支援をすることがいいことなのか？と言うことです。
支援をし続け、その人が自分の限界が来ても辞めれなかったり、生活に影響がでるのなら、それは支援すべきではないのかもしれません。
お金があったら・・・・と誰でも思うと思いますが、今猫たちに自分が何もできないのならそれは限界なのではないだろうか？

あの当時、私を含め誰かが現実に向き合うことを話していたら・・・こういった結果にはならなかったのかもしれません。
この方の場合は猫たちが処分されることがなかったということは救いだと思います。

保護している方の生活は目には見えないことも多いですが、力になりたい！協力したい！という気持ちがあっても実際それがいいことなのか？考える機会になった出来事でした。

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