
またあとら君の思い出を書こうと思います。
書きたいんだなきっと。
これは自分にとって気持ちの整理の付け方なんだと思います。
飼い始めた頃は「ねこ」っていう意識が強かったように思います。
でも毎日一緒にいるうちに、ただの愛玩動物ではなく
間違いなく唯一無二の「家族」になってた。
私は若い頃から転職を繰り返してはでふわふわした生活してました。
20際過ぎてからは実家の近くに兄と2階建ての一軒家を借りて住んでました。
本当にボロボロの一軒家でしたので、
大家さんから「改造しても何してもいいよ、猫でも犬でも飼っていいし、更新料もいらないから」と。
「何なら買い取ってよ」ぐらい言われて、しかも時々家賃下げてくれたし(笑)
建物の奥にあるので建て直しが出来ない物件で大家さんも持て余してたらしいけど。
なので安い家賃が半分で済み、働いた給料は遊びと飲み代。
そんな中、念願の猫デビューを決めました。
そして出逢ったのがあとら君。
暫くし、私はやっと落ち着いて仕事を続け、まだまだ頑張るぞと思っていた矢先…
リーマンショックでした。
私は突如リストラされ、無職に。
私もすでに40過ぎてました。若い頃みたいに直ぐに仕事が見つからず、1年は雇用保険で繋いでました。
あとら君が来て12年経った頃の事です。
必死で仕事を探し、都内の零細企業にやっと就職しました。
零細企業なので人は少ないので毎日遅くまで残業の日々。
あとら君との時間もなかなか取れず、悩みになやんで会社に程よく近いところに引っ越しを決断。
引っ越しは荷物だけ先に移し、あとら君は落ち着いてから次の週にお迎えしようとしてました。
でも…
兄によると私が出たその夜、残されたあとら君は家中私の姿を探して悲痛な声で鳴いていたそうで。
それを聞いた私は仕事をほっぽり出して(もう夜になってましたが)迎えに行きました。
あとら君も14歳、引っ越しに耐えられるか心配でした。
でも何かするっと直ぐに環境に慣れていたように見えました。
あれ以来、もう二度と離ればなれにならないと誓いました。
お互いに無くてはならない存在になってました。
そして…さらに波瀾万丈(?)になっていく、
私とあとら君の続きは次の日記にコンテニューするのであった。



















19
最近のコメント