エキノコックス症～もう北海道だけじゃなかった💧～

2018年10月5日(金) 220 / 7

最近は秋の夜長に、手芸やちょっとした勉強をしたりしています☺️

知らないっていけないな…と反省なことが多いです😔

えー❗️エキノコックスって北海道だけじゃなかったのお❗️😱

えー❗️キタキツネや犬だけじゃなくて❗️猫もなのお❗️😱

エキノコックス症は人獣共通感染症で、人間が発症すると重篤になりやすい怖い病気です😔第４類の届出感染症に指定されています🏥

エキノコックス症（胞虫症）

【原因】エキノコックス（寄生虫）

単包条虫と多包条虫がいるが、日本にいるものはほぼ多包条虫。単包条虫は牧羊地域の好発の為、輸入感染症と認知されている。
主に、キタキツネ・犬・猫・狸・狼などの肉食動物を宿主にしていて、宿主の排便にエキノコックス卵胞が排泄され、それを人間が体内に取り込むことで感染する。

【感染経路】経口感染

汚染された水の飲用や食料の摂取、宿主動物を触ったあとの手洗不足など。

【潜伏期間】症状がでるまでが非常に長い。

成人で10年～20年、小児で5年とされている。

【症状】体内で多臓器に転移する。放置すると90％の死亡率とされている。

肝臓：98％が肝臓に病巣形成する。
感染初期で病巣が小さいときは無症状。
進行すると、肝臓腫大・右上腹部の痛み・腹痛・胆管閉塞・黄疸・腹水・肝機能障害・肝不全など重篤な症状がでる。

肺：咳・血痰・胸痛・発熱など、結核に類似した症状がでる。

心臓・脳などにも血行転移する。

【治療】治療しなければ5年生存率30％

１、外科的療法：患部の摘出。
２、化学療法：アルベンダゾールの内服。
アルベンダゾールは、日本では平成6年に認可された。

【予防】
・安易に沢などで生水を飲まない。
・衣類や靴についた土をよく払う。
・手洗いを十分に行う。
・山菜料理などは十分に洗浄加熱する。
・犬猫を放し飼いにしない。
・犬猫に定期に駆除剤を投与する。

※エキノコックス卵胞は60～80℃で約10分、100℃で約1分で死滅するとされている。

2005年、埼玉県で犬
2007年、北海道で飼い猫
2014年、愛知県で保護犬
の排便にエキノコックス卵胞が確認されている。

犬猫の場合は、プラジクアンテル投与でほぼ100％成虫を駆除出来る。

しっかり調べれば、多分既に全国で発見出来ると考察される。
人間が感染すると無症状期間が長く、更に重篤化しやすい為、予防が重要とされる。

猫も宿主指定されているので、野良猫の保護の後、適切な検査行うなどの対策が必要かもしれないです。

これで思ったのが、愛護の心から野良猫を保護したりされてる方々が、10年後20年後に肝不全などの重篤な感染症になってしまったら悲しいな…

やっぱり猫は室内飼育にしましょうよ…

でした。

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