朝起きて
こよりちゃんの名前を呼び
家を出る前に
こよりちゃんの存在を確認し
寝る前にも
こよりちゃんに呼びかける
そして こよりちゃんは
「わたしはここよ」 って 駆け寄って全身で応えてくれる
今日もこよりちゃんは元気だと
確認出来ることが幸せ
それが 私の最近のルーチン
こよりちゃんはなんだか
一生懸命に生きてます

ん~にゃに???
もしかしたら 先に旅立ってしまった姉妹の子達の分も生きてるからかな
一番小さな白黒ブチの子
この腕で抱き締めてあげることなく、寂しく逝かせてしまった
小さなこよりちゃんよりもさらに小さな子だったな
チビキジちゃんの事は今思い出しても 胸がしめつけられる
亡くなる前日 クルクルと喉を鳴らしながら
いつも以上に甘えて来て 足元にまとわりついて
尻尾の毛が妙に逆立って膨らんでいた
嬉しくて興奮して 毛が逆立ってるのかな
なんて、、、何故そんな風に思ったのだろう
そんなんじゃなく
本当は病魔が小さな体を攻撃し
「助けて」のサインを出していたのかもしれないのに
気付いてあげられなかった
ぐったりと横たわったあの子を見つけて 抱き上げると
ゴロゴロと嬉しそうに喉を鳴らしながら
ウルウルとしたつぶらな目で私を見て
一分の苦しそうな声も 表情もすることなく
微笑みながら 腕の中で逝ってしまった
そのときの 最後まで力の限りを振り絞って聞かせてくれた
ゴロゴロ
今のこよりちゃんのゴロゴロを聞くと
その最後のゴロゴロを思い出す
事切れる瞬間まで見せていたつぶらな瞳
こよりちゃんの瞳の中にも同じものが見える
こよりちゃんは その子達と似て 小さくか細い手足をしてる
でも 幾多の病気を乗り越え ここにいるのは
きっと
「その子達の分も生きるんだ」と
こよりちゃんは無意識に分かってるんじゃないかな
それとも、折角生まれてきたのに長く生きられなかった その子達が
こよりちゃんの中にいて
こよりちゃんを生かしてくれてるのかな
こよりちゃんは間もなく一歳になるのに
子猫みたいなあどけない表情をしていいる
小さな手足が これ以上大きくはならないという事を物語っている
だから 何をしても
健気で 一生懸命な感じがする
顔に鼻〇ソを飛ばされても
犬並みに甘えてきて肩までよじ登られても
大音量のゴロゴロを耳元で聞かせ続けられても
パソコンに「ppppppppppppppppp」と無限入力されても
あなたの全てが愛おしく
生きてくれてるだけで
私は幸せです
こよりちゃん
また一日 一生懸命に生きてくれて
そこにいてくれて
ありがとう
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