パウンドケーキを作りたいのでお願いできますか。とのこと。
メモには『バナナのパウンドケーキ チョコマーブル』と書いてあるらしい。
材料を電話で聞くと、え?バター30g? なんかメッチャ分量少ない。
「お義姉さんのところの材料でお願いできますか?」
(礼儀正しいけど、押しが強め)
ムリ。無塩バター、ポンドで冷凍庫だし。卵2個しかないし。
「ココアは森永とかのお湯で溶かすヤツじゃなくて
バンホーテンとかの砂糖が入ってない純ココア買ってきて」
学校(高校1年)お休みだけど、部活(弓道)で
15時過ぎ「今帰ってきたから、ゴハン食べてすぐ行く」と本人登場。
COOKPADかなんか検索して作りたいのブックマークしてるかと思いきや
よくわからなくなってる本人。おいっ!
「ちぃ(姪)、これって何用なの?」
「あ、なんかー、
バレンタインに友達に、ダイソーで買った出来上がったタルトの小っちゃいのに
チョコ溶かして固めただけのヤツあげたんだけど
お返しってホワイトデーにもらったお菓子が手作りで、すっごい美味しくて
やべぇー。と思って」
ふーん・・っていうか、既におとといの出来事、遅くない?
パウンドケーキをカットしたヤツで、明日の部活に15個持っていきたいそうで。
余ってもいいからと、レシピの倍量を、私と姪二人それぞれ⇒4倍量で作ることに。
買った材料だけ持ってきたのでエプロン貸したらつけながら、
「やったぁー! 初クッキング!お菓子作るの初めて!」とやる気は満々。
「でも家庭科とかで作らなかった?」
「あー、あの膨れるヤツは作った」
焼くお菓子はたいてい膨らみます・・マドレーヌのことでした。
何をどんだけ作るかわからなかったので
ウチにあるだけパウンド型は出しておいたけれど
材料の計量とか、型の準備とか、レシピサイトやTVじゃわからないであろう
お菓子作りの面倒臭さも体感してもらおうと作り始めました。
姪は、今時のコではあるけれど、いたって普通。
O型なのに、意外と几帳面でマイペース(私がせっかちなので、やることがすべて牛歩に見える)
でも性格はなかなか良いので、友達もいて、部活も下手なりにがんばっている(と思う)
オーブンで焼いてる間、隠れるミケミケズをちゅーるでおびき出す
出てきたハナちゃん。
私が見ていないときに、テルちゃんも舐めにちょっと出てきたそう。
姪「ハナちゃんが、すんごい驚いてるんだけどー」
私「ハナちゃん、よくビックリ顔してるから、気にしないでー」
いつものように、階段途中から、ひょっこりはんで顔だけ出して見ていたテルちゃん。
「テルちゃんって小顔だよねー」と、姪。
そうなの。テルちゃん、小顔なの!
1Fに降りてきたスクちゃんが、何故か大興奮でエプロンに潜り込んだり
型の中に敷いたクッキングシートを銜えて持ち去ったり。
かわいいお邪魔はありましたが、
初めてにしては、上手にできました!

レシピの水分量が多いのが気になった予測通り、
バナナとチョコチップの重たい分が底に沈んでるし
全然マーブルじゃないし
(あんだけ口を酸っぱく言ったのに、持ってきたのが森永ミルクココアだった)
私だったら、どよーーん。とする失敗作だけど。
焼く前の生地に「美味しそうー!」
オーブンから焼き上がりチェックのときに「イイにおーーーぉい!」
カットの仕方も教えたけれど、自分で「上手いっ!(自分のコト)」
自画自賛のコは、きっと伸びると思うよ。
「映えるように撮らなきゃ」とがんばっていました。

あと、ホントに私が作ったか証拠写真も撮っといて。って言われたんだー。

承知いたしました。と撮る私。
お菓子に関するものは、山のように持っている私。
生地を冷ましてラッピングもする。というので、ヒモを切らせております。
スクちゃんは、興奮ずっと冷めやらぬ感じ。
あんまりイタズラするので
ベッドの下で、テルちゃんが隠れて(でも遊びたそうに)見ています。
すべてが終わり、帰るのかと思いきや、指を折って、個数を数える姪。
味見したら、あと、自分で食べる分が1切れになっちゃったそう。
「今度は20個分作る!!」
あとは、
「私って天才!?」
「お店で買ったみたい。って言われちゃう」
「わーー!超・楽しぃー! 夢膨らむ!」
「多分、また(お菓子作りに)来る! 次、何作ろうーー!」
・・お菓子作りを通して、ポジティブ・シンキングな子だったことがよく分かりました。
(今度来るときは、早めに連絡お願いします。)
そして、ウチのミケミケズ。
普段私としか居ないので忘れてたけど、人見知りさんなのね。
(特にテルちゃん)
ずっとはしゃいでいたスクちゃんは、疲れたのか仰け反って爆睡

そんなスクちゃんのもとに、しがみつくように来たテルちゃん。

テルちゃん、知らない人は怖かった??
夜の運動会は、飼い主とみんにゃでいっぱい遊ぼうね!
今朝のテルちゃん、こんなにお転婆さん。
内弁慶なのも、またカワイーのです!