カラーをしてても、とてもイイ子にしていました。
飼い主の肩までよじ登って眠ったり

お膝の上で眠ったり

あんまり走らず、ゴロンゴロンしたり。
優しいので、ハナちゃんを毛繕いしてあげたり。
そーして、だんだん、カラーにも慣れてきました。
だけど、やっぱりカラー。外したいよね?
「テルちゃん、あと3日だよ」
「もう2日、我慢しようね」
「明日になったら、カラー外せるよ」
グルーミングできずに、きっとカラダがかゆい。かゆい。なテルちゃんを
なでなでしながら、毎日、毎日。
飼い主のほうが楽しみにしていました。
そしてついに、先生から
「10日経ったら、カラー外していいですよ」の時が!
30分?1時間?
しばらく、ずっと体中毛繕いしていたテルちゃん。
すごくご機嫌でした。
ゴハンの後のお昼寝もせずに、堰を切ったように
部屋中を猛ダッシュしていました。
テルちゃん、良かったね。
目一杯、遊ぼうね。
けれど、しばらく経って、テルちゃんのお顔を見たら、
縫った傷口の赤黒い部分から、新しい赤い血がほんのりにじんで
剃ったほっぺたも赤みがかっていました。
一番痒かったお顔を足でかいてしまったんだ。
先生は、10日で外していい。と言ったけれど
これから令和20年より長く、ずーーーーーっと無事なテルちゃんと居たいから
考えて、またカラーを戻す。
テルちゃんは片目だけれど、誰よりもすごく表情が豊か。
そして、お目々拭いたりするのも、さほど嫌がらない。
なのに、カラーを持って近づいてつけるまでのテルちゃんの顔。
嫌がって、逃げようとした。

「また、ソレ(カラー)つけるの?」
「ソレ、嫌だ」
きっと、思ったに違いない。
ゴメンね、テルちゃん。
ここまで、傷口が開かないようにずっとしてきた我慢を無駄にしたくないし
何より、無事に傷が治って欲しいから、
ちゃんと治るまで、もうちょっと辛抱してね。

見てる飼い主も辛いけど、テルちゃんが一番歯痒いよね。