2つの事例の、私個人がなんか納得がいかないことを書いてみたいと思います。
ある意味「愚痴日記」です。

【事例1】
テレビのニュースやネットのニュースで見たのですが、
とある猫島と呼ばれる島で、
「猫が毒を盛られて殺されていた。」
というもの。
そこの野良猫達は、2014年に約90匹のうち、
高齢猫を抜いた79匹が、どうぶつ基金の介入で避妊去勢を実施したという、
所謂「地域猫」として大事にされるはずだった猫達です。
2019年までに、個体数が30匹まで減少していた。5年で1/3にまで減少した訳です。
避妊去勢の後、若い個体が沖合いで浮いていたり、青い粉がつけられた魚が畑に撒かれていたり、猫が泡を吹いて死んだりがあったそうです。
動物虐待で訴訟も検討されているような事案です。
青い粉で農家で使うといったら「殺鼠剤」ですかね?
〔感じたこと〕
・避妊去勢の実施の時に、しっかり島民同士で話し合いを行ったのか?
・島民全員が動物が好きな人ばかりではない可能性がある訳で、その様な方への説明や日頃のフォローをどうしていたんだろう?
・「どうぶつ基金」が介入している訳で、島民以外の人の善意を借りたのに、なぜ?地域猫として、猫が幸せに暮らせず殺されてしまったのだろう?
もっと早期に解決出来なかったのだろうか?
【事例2】
NHKの番組でやっていた、未避妊去勢の猫島の話。野良猫は150匹~200匹いるそうです。
申し訳ないのですが、私はその番組に
「嫌悪感」しか浮かびませんでした。
産後の雌猫が、交尾を出来なかったの雄猫達に、子猫を狙われ、自分も狙われ…。
未去勢の雄猫は、盛りの時期など、自分が交尾で子孫を残す為に、子猫を食べたり殺したりします。
そういうことを知っていても、島民は放置。
「雨上がりの水溜まりは猫達の水飲み場」
なども放映されてました。
餌は、漁師さんが船から投げて渡す生魚。
毎食ありつけるとも限らない状態。
気になったのでその島のことを調べてみると、
猫で観光誘致をしていました。
売店みたいな所で、猫の形のクッキーを販売したり。
島のルールとして、
①猫に餌を与えないで下さい。猫の生態系が崩れます。
②猫を移動しないで下さい。
とありました。
ネットでは、「人慣れしていて可愛い」などの感想が多々ありましたが、
「猫がみんなガリガリで可哀想。」
「ガサガサ音がするだけでみんな寄ってきた。」
「栄養管理をちゃんとして欲しい。」
などの意見もありました。
私は後者の人に賛成な意見です。
〔感じたこと〕
・避妊去勢を実施して、適正に飼養出来ないのか?
・観光資源に猫を使うならば、第1種動物取扱業を登録して、動物取扱責任者を置き、適正な管理の元すべきではないか?
・人間の、島の為に猫が犠牲になるのって?どうなの?
まだ沢山思うことはありますが、
所管の役所などのHPを見てみても、
犬のことはしっかり書いてあるのに、
猫のことが少なすぎるな…と思いました。
動物愛護管理法が改正されましたが、
猫島の猫達には適応にならないのですかね?



これは神奈川県の、
神奈川県飼い主の居ない猫対策ガイドラインのPDFです。
私は静岡の人間ですが、
神奈川県のこのガイドラインは、とてもいいと思っています。
価値観は様々だとは思いますが、
「猫島」として猫で観光誘致をしたりするならば、「地域猫」として扱っていくならば、
このようなガイドラインに沿った運営が大切なんじゃないかな?と思います。
誰も責任は取りたくないけど、
資源として猫は利用する。
は、1番ダメだと思います。
猫が幸せでない猫の島は、
楽園でも何でもないと私は思います。
グダグダな日記になってしまいましたが、
まだまだ日本は世知辛いことが多いですね。




















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