ボクはクロノス、アメショの男の子。
またの名を、理論物理学者、クロノシュタイン。
しかしなんだねえ、寒いねえ。
ボクは考えた。
なぜ、冬は寒いんだろうねえ。
来る日も来る日も、考えたんだよ。

そもそもさ、冬が寒くなければ、みんなこんな思いしないじゃない?
だから冬が暖かければいいわけだよね。
そこで、ボクはさらに考えたんだ。

もし、冬が寒くなかったら、夏の立場はどうなるんだろう?
冬が暖かったら、夏が困っちゃうんじゃないかなって。
そしたらさ、反対に夏が寒くなっちゃうんじゃないかって思うんだ。
ボクらはさ、冬だけじゃなくてさ、夏の事も考えてあげなくちゃいけないよね。
だったら、今のまま、冬が寒いままでも仕方ないんだと思うのさ。
冬があるから夏があるんだよ。
つまりね、冬と夏は相対的な関係だという結論にボクは達したんだよね。

これをボクはね、クロノシュタインの相対性理論、って名付けたんだよ。
数式はね、w+s=+/-0 になるわけだね。

実に美しい数式だよ。
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