今日はちょっと真面目な話を。
私は現在、ある市議会議員さんの事務所をお借りして毎月譲渡会をしています。
なので、議員さんとお話しさせていただく機会がたびたびあるのですが、譲渡会メンバーと先生で話をしてる時にとある街の話題になりました。
その街は大きな公園や福祉施設などがあってとても住みやすそうな街という印象です。
単身の人よりファミリーで住んでいらっしゃる方が多いんじゃないかな?と思います。
そこでは個人で外猫の避妊手術をしたら1頭につき最大25,000円の補助金が出ます。
それって・・・
ものすごくないですか???
「福岡市も補助金くれたら野良さん達の手術をしてくれる人が増えるかもしれないのにねー」
という他愛もない会話でした。
でも先生はその街の取組にとても興味を持たれ、ぜひ話を聞きに行きたい!って言われて。
「○日に□□街の担当者にアポ取ったから一緒に行きましょう!!」って誘っていただきました。
私もすごく興味があったので、即OK♪
どんな話が聞けるんだろーってワクワクしながら行って来ました。
福岡市に住む私たちにとって25,000円の補助金を行政が出してくれるってとんでもなくうらやましい話です。
そのことを聞いてみたのですが・・・
ざっくり説明すると
地域猫が立ち上がらないから、補助金を出すことにした
って事でした。
猫の苦情は毎日来るけど、地域猫を立ち上げるまでには至らない。
だったら補助金を出して住民の皆様に自分で手術をしてもらおう
ということになったそうです。
担当の方からすると、地域猫が立ち上がる福岡市の方がうらやましいとの事でした。
補助金を出すために、申請があった猫を確認しに担当の方がその地区に行って猫を確認するまで通うそうです。
それって。。。
すごく大変ですね(´・ω・`)
担当の方もかなり大変な業務だと言われていました。
でも住民の方の大切な税金だからきちんとしないといけないって・・・
捕獲器も貸し出しされています。
話を伺っている時、捕獲器を借りに来られた方がいました。
捕獲器の使い方もよくわからないという感じの年配の女性でした。
でも自分でやろうとされてるんだ…
なんだかジーンっと来ました。
そしてここからが少し問題
本来なら外猫の数が減ってもいいはず
なのに、ちっとも減らない。
毎年予算をもらってるけど、それは外猫達が減る前提で組まれた予算
つまり年々減るはずの予算なのです。
なのに、全く減らないと・・・
どうやら捨て猫が多いみたいです。
そのためそろそろ予算を取ることに苦情が来るのではないかと言われていました。
なるほど…
それから私が気になっていることを聞きました
「なぜ団体さんなどとタイアップして動かないのですか?団体さんなどと一緒に集中的にTNRした方が良い気がするのですが…」
担当者「あなたたちは”愛護”。私たちは”苦情処理”」
担当者「温度差がありすぎて、“一緒に…”は難しすぎます」
思わず言葉を失いました。
私達は猫達をどうやったら生かしてあげられるか、どうやったら助けてあげられるか
を優先して考えています。
でも担当の方は異動でその部署に来ただけの人。
苦情が減らすことが仕事なんです。
だから保健所の在り方について話題になったとき
「せっかくの立派な施設なのだからなるだけ生かすための施設になったらいいのにと思います」
と話したところ
「それは愛護の考え方ですね」
と言われました。
怖くてみなまで書きません笑
隣の芝は青く見える
その面会後、家に帰る途中で頭をよぎった言葉です。
でもどちらも猫と人が上手に共存するために何かできないか?と考えた結果の活動なので、いいとこを取り入れてより良い活動ができたらいいなって思います。
ちなみに去年保護した
まるちゃん


茶太郎(茶子ちゃん)


がその街出身です(≧▽≦)
実は、ちっとも捕まらない茶太郎の母猫の捕獲を手伝いに行って偶然保護したのがまるちゃんです^_^



















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