環境省のHPに、
「犬・猫の引取り及び負傷動物の収容並びに処分状況」
というものがPDFで公開されます。
大体A4用紙7ページ位です。

こういう感じです。
都道府県・指定都市・中核市が別々に集計されているので、「都道府県」としては、
パット見分かりにくいかもしれません。
昨年似たような日記を書きましたが、
今回はあえて都道府県別に集計した数値を記載したいと思います。
どの都道府県がいい悪いではなく、
「どうしたら?飼い主の飼育放棄をなくせるのか?」
「どうしたら?終世飼養が定着するのか?」
な思いからです。

手書き電卓集計です(笑)
Excel使いたかったです(笑)
飼い主による飼い猫の保健所持込み状況(平成29年度)
北海道:成猫(729匹)、幼猫(113匹)、計842匹
青森県:成猫(108匹)、幼猫(65匹)、計173匹
岩手県:成猫(190匹)、幼猫(40匹)、計230匹
宮城県:成猫(197匹)、幼猫(94匹)、計291匹
秋田県:成猫(85匹)、幼猫(106匹)、計191匹
山形県:成猫(5匹)、幼猫(0匹)、計5匹
福島県:成猫(716匹)、幼猫(12匹)、計728匹
茨城県:成猫(19匹)、幼猫(5匹)、計24匹
栃木県:成猫(12匹)、幼猫(0匹)、計12匹
群馬県:成猫(310匹)、幼猫(218匹)、計528匹
埼玉県:成猫(140匹)、幼猫(86匹)、計226匹
千葉県:成猫(235匹)、幼猫(150匹)、計385匹
東京都:成猫(33匹)、幼猫(9匹)、計42匹
神奈川県:成猫(403匹)、幼猫(80匹)、計483匹
新潟県:成猫(615匹)、幼猫(282匹)、計897匹
富山県:成猫(18匹)、幼猫(23匹)、計41匹
石川県:成猫(66匹)、幼猫(29匹)、計95匹
福井県:成猫(3匹)、幼猫(74匹)、計77匹
山梨県:成猫(26匹)、幼猫(28匹)、計54匹
長野県:成猫(139匹)、幼猫(184匹)、計323匹
岐阜県:成猫(228匹)、幼猫(225匹)、計453匹
静岡県:成猫(107匹)、幼猫(101匹)、計208匹
愛知県:成猫(352匹)、幼猫(289匹)、計641匹
三重県:成猫(24匹)、幼猫(32匹)、計56匹
滋賀県:成猫(163匹)、幼猫(97匹)、計260匹
京都府:成猫(46匹)、幼猫(23匹)、計69匹
大阪府:成猫(332匹)、幼猫(63匹)、計395匹
兵庫県:成猫(323匹)、幼猫(178匹)、計501匹
奈良県:成猫(55匹)、幼猫(34匹)、計89匹
和歌山県:成猫(65匹)、幼猫(3匹)、計68匹
鳥取県:成猫(47匹)、幼猫(5匹)、計52匹
島根県:成猫(66匹)、幼猫(44匹)、計110匹
岡山県:成猫(13匹)、幼猫(20匹)、計33匹
広島県:成猫(275匹)、幼猫(19匹)、計294匹
山口県:成猫(206匹)、幼猫(1匹)、計207匹
徳島県:成猫(45匹)、幼猫(6匹)、計51匹
香川県:成猫(88匹)、幼猫(6匹)、計94匹
愛媛県:成猫(68匹)、幼猫(59匹)、計127匹
高知県:成猫(4匹)、幼猫(2匹)、計6匹
福岡県:成猫(165匹)、幼猫(122匹)、計287匹
佐賀県:成猫(0匹)、幼猫(0匹)、計0匹
長崎県:成猫(145匹)、幼猫(223匹)、計368匹
熊本県:成猫(42匹)、幼猫(3匹)、計45匹
大分県:成猫(142匹)、幼猫(79匹)、計221匹
宮崎県:成猫(60匹)、幼猫(77匹)、計137匹
鹿児島県:成猫(251匹)、幼猫(349匹)、計600匹
沖縄県:成猫(142匹)、幼猫(8匹)、計150匹
これが、平成29年度の飼い主による飼い猫の保健所持込み状況の数値になります。
持ち込まれた猫全てが殺処分になったわけではなく、
ここから引き出し譲渡などで命を繋げた猫達も居ます。
しかし、私は、
どうして?自分の飼い猫を保健所に出せるのだろう?
と思います。
保健所の引取は基本「有料」です。
お金を払ってもいいから、この猫処分しちゃって下さい!
てことでしょうか?
どうしたら?そんな残酷な気持ちになれるのでしょうか?
平成29年度の、保健所の猫の引取総数は62.137匹です。
そのうち、飼い主からの持込み引取が11.146匹です。
全体の18%にもなります。
私はこの18%が無くなって欲しいと思っています。
どうしたら?無くせると?
皆さんは思い、考えられますか?
悲しいかな、47都道府県中、36都道府県が「成猫」が多いです。
小さい頃は可愛かったけど…大人になったら可愛くなくなった…
等の理由で、自分の飼い猫を保健所に出す人も0ではないのでしょうね?
終世飼養が出来ない人には命を預けない。
適正飼養出来ない人には命を預けない。
妄りに猫を繁殖させる人に命を預けない。
販売であろうと譲渡であろうと、
送り出す側も神経を尖らして当たることだとも思います。
また、この数値は環境省や自治体が「把握」している数値であって、
きっと氷山の一角なのだろうな…と考えています。
引っ越しで猫を置き去りにしたり、
戻って来れない離れた所に遺棄をしたり、
産まれた命をゴミ箱に捨てたり、
そんな扱いを受ける「命」もある訳です。
成猫の愛情を欲したスリゴロを、
私は本当に切なく感じます。
「甘えても大丈夫ですか?」
「撫でて頂けますか?」
と遠慮がちなその様に、胸を掻きむしられます。
人間の都合で、そんな思いをしなければならない「命」を無くしたい…
気持ちで、今日の日記を書きました。
最後まで読んで頂き感謝致します。




















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