美容院で犬猫を語る(ФωФ)

2020年7月7日(火) 264 / 6

あれ

てんてーん！

はーい‼️

あれ、もう誰もいないじゃない。

…残念でした。

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日曜日のこと。
おむ母、超久しぶりに美容院へ行きました。
むぅちゃんが亡くなった時、
ヘアドネするのとむぅちゃんにお守りを持たせるためにバッサリ切ったのが昨年10月末のこと。

バッサリ切っただけだったので、
日本人形並に直毛のおむ母の髪は
お菊人形も真っ青になるような伸びっぷりで伸ばし放題だったのですが。

ついに仕事で髪をまとめなくてはならないのに、結んでおだんごにしていたゴムすらぶっちぎるレベルになったので。
美容院へ行くことに。

「どのくらいぶりですかね？」

そう、前回その美容師さんに切ってもらったのはおぉ兄の卒園式前。
それから一回も切らずにヘアドネの為に切ってもらって。
そこからまた半年以上放置しましたー(笑)

で。
その切った理由…むぅちゃんの話をしたのですが。

その美容師さんも５匹の猫と暮らしているそうで。

猫の病気のお話、看取りのお話。
猫の魅力とはなんぞや。
そのかわいさとは裏腹に、いろんないたずらとか様々な物を悪びれもせずに破壊しまくるお話…でも猫だから～と許しちゃう話。

シャンプーの時間も休まず。
延々猫の話と、飼っていた犬の話。

『猫はねー、縁のものだからねー』

看取りの辛さから、
こんなに悲しい思いをするなんて。
もう２度と飼うもんか！と決意をしても、
出会っちゃうんだよねー
出会ったらもうおしまいだよねぇって(笑)
かわいい魔物ですよねぇって(笑)

でももうワンちゃんは飼わないと思います、
とかなんとか。

その美容師さんが、
飼っていた柴犬のモモちゃんのお話です。

U^ェ^UﾜﾝU^ェ^UﾜﾝU^ェ^UﾜﾝU^ェ^UﾜﾝU^ェ^U

ももちゃんは、小学校の通学路に面した美容師さんのお宅に住む女の子でした。

通学路を通る小学生たちには毎日かわいい、かわいいと言われ。
嬉しそうに尻尾をふるわんちゃんでした。

でもある日、野良猫に眼を引っ掛かれ失明してしまい。
そのケガが原因で眼が腫れ上がってしまいました。

すると今まで「かわいい」と言ってくれていた沢山の子供たちは、「気持ち悪い」と言うようになり。
石を投げる子供まで現れました。

ある日、美容師さんが在宅中に何か物音がするので外を見ると、
小学生の男の子がももに向かって石を投げつけているのに気付きました。

美容師さんは外に出て「なにやってるの？」と訪ねると
男の子は「こいつ気持ち悪いから石投げてるの」と悪びれることもなく言いました。
「そっか。じゃ君がもし事故にあってケガをして、眼が見えなくなって眼がはれあがって。
お友達から気持ち悪いって言われて石を投げつけられたらどう？」と聞くと
少し考えてから「…やだ。悲しい」と答えました。
「そうだよな。じゃ二度とやるなよ。
もしやってるの見つけたら、お前んち探して、お前んちの母ちゃんに石投げつけるからな。
ちなみにな、この犬な。俺んちの犬だ！」と言ったそうです。

…自分がされて嫌なことは相手が動物だってやっちゃいけない。
思いやりの心がないのかなぁと。悲しくなりました。

ある小学生の女の子はもものことが大好きでした。
その女の子は登校班では通学をしない子で。
本来であれば保護者が学校まで同行して通学をさせなければならない子でした。

でも女の子はいつも一人で通学をしていました。

そしてももを見かけるとももの前で立ち止まり、
学校になかなか行かなかったので。
学校から先生が迎えに来たり、
帰りは怒ったお母さんに怒鳴られながら連れて帰られる毎日でした。

ある日、女の子が夕方やってきて。
美容師さんのお父さんに「私、ももちゃんのお散歩連れていきたい」と言いました。
美容師さんのお父さんはその女の子一人にももちゃんのお散歩をさせる訳にはいかないので一緒にお散歩に行き、リードを持ち方を教えてあげたり、絶対リードを離さないように言って途中リードを持たせてあげたりしました。
そんな毎日が続き、そのうち女の子一人でお散歩に行けるようになったので。
女の子にお散歩をお願いすることになりました。
その女の子は毎日、夕方嬉しそうにやってきてももとお散歩に行ってくれました。
家族みんな仕事をしていたので、女の子がお散歩に行ってくれるのは助かったのです。

女の子は自分のおこづかいを貯めてもものためにわんちゃんのご飯(ウェットフード)やおやつを持ってきてくれることもありました。

「ももは一応毎日ご飯はもらってるからさ、自分おこづかいなんだから自分の好きなもの買った方がいいんじゃないの？」と言うと。
「いいの。私の好きなものだから。ももが喜んでくれるから、私も嬉しいの」と言うほど
もものことを大切にしてくれていました。

でも。女の子は中学校に通うようになると通学路ではなくなったので毎日はこられなくなりました。
高校になると、ほとんどこられなくなりました。

ももはどんどん歳をとって。
老衰で亡くなりました。

しばらく経ったある日、その女の子が久しぶりにやってきました。
「ももちゃん…どこにいますか？」
「あぁ、ももね。死んじゃったんだよ」
「そうだったんですか……いつ、ですか？」
「この前の○月○日」
「わかりました。じゃお線香だけでもあげさせてください」と言って。
ももの遺骨にお線香をあげて、帰っていきました。

そして多忙な美容師さん一家が忘れていた頃。
またその女の子がやって来ました。
ももはもう死んじゃっていないんだけどな？と思いました。
「あのぅ、今日。ももちゃんの命日だから」と。花束を持って…

家族みんなが忙しくて。
家族ですらももの命日のことを忘れていたのに。
女の子はもものことをそんなに思っていてくれたのか、と驚きました。

…きっと彼女にとってももと過ごす時間は特別な時間で。
ももは彼女の心の支えであり、彼女の救いだったんだろうなと思います。

「元気にしてるの？」と女の子に聞くと
「うん、私ねカレシできたよ」と笑って話したそうです。

女の子はもう、素敵な女性になっている年齢でしょうけれど。
優しい彼女が幸せになってくれているといいですね、と。

思わず涙が溢れちゃったお話でした。
…美容院で泣くと思わんかったーーー💧

(ФωФ)ﾆｬ(ФωФ)ﾆｬ(ФωФ)ﾆｬ(ФωФ)ﾆｬ(ФωФ)ﾆｬ(ФωФ)

てんてーん💕真似っこー。

大好きぃ、てんてんチュウぅー

やめろにゃっ

てんてんもきっとこむすびたちにとって特別な存在なんだろうな。

なんでこんな長文日記になったのか？

それはね。
こむすびたちが学校を休んだから！
おむ母も仕事を休むことになったから⤵️です。

咳が出ると学校を休まないといけないみたいで。
きょうだい誰か休むときょうだいみんな休まないといけないみたいで。
…んー💧

けどまぁ。
二人とも給食始まって私が新しい仕事をはじめてから、
頑張ったからちょっと疲れちゃったのかな。

そんな日もあるよねーってことで(o^－^o)
ヨシとしよう。

65 ぺったん