最初は3にゃんまとめて1つの募集でしたが、それぞれ個別の3つの募集に分けました。

2020 7/25
応募条件の最初には、
『兄妹で迎えていただける希望者さん』優先の記載。
サスガに3兄妹一緒のお迎えは、逆の立場から考えても
相当難しいと思っていました。
私の目論みでは、一番カラダが小さい寂しん坊で、紅一点のユリたんを、
茶とらず男子のどっちかにくっつけて、ずっとのおうちへ行って欲しい。と思っていました。
モンちゃんも、シェリくんも、きっとひとりでもだいじょぶだ。と信じて。
けれど、そこへ絶対王者?(笑)ゆるぎない、じゅんたさんという応募者が現れて
モンちゃんへの応募の中身を読むと、シェリくんと一緒に。の記載。
・・・そこで、わたしの希望はソッコー崩れましたが、
じゅんた家への卒業以上の幸せはない。と、ユリたんの嫁入り先を考えるのは後回し。
そして、ユリたんは、2日間あけていた募集中、最多の6件だったわけですが、
結果、みんなユリたんだけ(兄妹一緒にの方でない)を希望の方のみ。

2020 8/6
最初の応募の方は、ウチから車で10~15分の近隣市にお住まいの専業主婦。
持ち家・ご主人と小学前半・後半のお嬢ちゃまふたりのご家族。
子供の頃から、ずっと猫を飼いたい。と思ってきたけれど叶わず、
ご主人は、子供の頃ザリガニを飼ったくらいで動物飼育経験なし(マジか!?)
お子ちゃまたちに「イイ子にするから」と懇願されて
ハムスターを飼い始め、体調が悪く動物病院へ連れて行くもロクに診てもらえず
(そもそもカラダが小さいから、血液検査とかもできないとか?)
それでもそこから1ヵ月、ネットで良い食べ物を調べたりがんばって
結局1年ほどでお空へ逝ってしまったそう。
その方は、「猫を飼いたいと思っているのは家族で自分だけだから」と
それでも、猫について・飼い方について、いろんな里親募集を見続けていたそうです。
あと、「いつか猫ちゃんを飼うかもしれない」と、
お嬢ちゃまたちを小児科で、猫もアレルギーテストしておいたり⇒結果はOK
そんなハムちゃんが亡くなった中、ご主人から
「猫なら飼ってもいい。って思い始めたよ」(犬は子供の頃のトラウマがありNGらしいです)
と、言われたのがきっかけで、真剣に里子探しを始めたけれど
何しろ、『猫を飼う』ということが、さっぱり初めてのうえ
自分たちの今の生活に、猫ちゃんが一緒に暮らすイメージがなかなかできずにいたそう。
私が何度も話して感じている印象では、真面目ですごく心配症な性格の方で、
ブリーダー経営の猫カフェにも家族で行ってみて、
『飼いやすい』品種とオススメもされたけれど、←そんなの居るの?猫だってそれぞれだよ。と思う。
『人生最初で最後の猫ちゃん』と思えなかったそうです。

2020 8/12
そして、2件めの応募の方。
神奈川からの応募ではあるけれど、ユリたんが亡くなった猫ちゃんにそっくりだそうで。
ネコジルシでひと月くらい前に、子猫兄妹2にゃんをお迎えされていて応募当初3ヵ月くらい。
私のオタク気質で、そのキジ白兄妹の保護主さんのページへ飛び⇒インスタをさかのぼってチェック。
譲渡後、キジ白兄妹の里親さんから送られてきた。という動画まで見ました。
もじゃりろりんさん⇒てまねこママ さんのケースのように、
猫を看取った飼い主さんへ、お空のにゃんこそっくりなコを送り出すことは、
預かりとして、個人的には理想です。
キジ白兄妹に、月齢ひとつき小さなユリたんが馴染めるか心配ではありましたが、
面会に来ていただいて、お話を聞きたいと思っていました。
私は、少なからず里親募集への応募、特に子猫は『先手必勝』な部分があると思っていて
自分がせっかりな性分もあり、それにしては、2件めの方から面会についてお返事こないな。
と、思っていました。
なおさんに聞いても、「まだだねー」と。
面会が終わった夕方、募集ページを開くと
「え?」
応募者名が、『退会者』になっていました。
ある意味、モンちゃんへのじゅんたさんの応募を見つけたときよりショック。
というか、残念な気持ちになりました。
残る3件めの方は、ちょっと問題外と言うか・・(ご興味ある方は、応募履歴を見てみてください)
4.5件めの応募の方は、とてもよく境遇が似ていました。
ユリたんをとても気に入っていただいている若い20代のご夫婦。
ただ静岡県のウチと真反対の市(ある意味、神奈川より遠いかもしれない)
そして、記載はなかったようですが、きっとお子様がいらしゃらないと共働きかなぁ・・
6件めの応募の方は、神奈川でご夫婦・小高のお子さん3人のご家族。
先住猫ちゃんがひとり11歳との記載でした。
いろんなにゃんこがいるけれど、ずっとひとりでいた先住ちゃん、
ユリたんみたいな子猫が行ってどうなのかな?
と、ウチのネオを思ってしまう。

2020 8/15
最初の希望者の方とは、面会の日時の電話をいただいたときに
はっきりと、こちらの希望はもう兄妹での譲渡はできなくなったので、
もうひとり、できれば子猫を一緒に、少し後でもお迎えしていただけたら、
優先順位はトップになるけれど、今は猫初心者のご家族だし、希望に添えるかわからない。
けれど、ユリたんでなくなる可能性があるにせよ、
おいおい猫をお迎えしたいのであれば、面会だけになってしまう可能性はあるけれど。
イチ経験としてでも、良いかと思う。
そう説明して、来ていただきました。
いいご家族でした。
お父さんは、口数は少ないけれど、心配症な奥さんを後押しするような感じ。
私が居ようと、ダメなことをしようとするお子ちゃまをきちんと叱っていた。
上のお嬢ちゃまは、すごく臆病な性格で、『子猫だけと面会したい』のリクエストで
スクちゃんと下の犬母娘(吠え声がすごいし)は、両親の部屋に隔離しておきました。
恐がるユリたんを「抱っこしたい」というお子さまに、
ご両親が、ひとつずつ、例えをあげてきちんと説明していました。
「〇〇ちゃん、猫ちゃん恐い?
もし、怖かったら、猫ちゃんと、みんなで幸せになれないでしょ?」
そう話していたお母さんの言葉を聞いて、
そうか。
猫ファーストで、ユリたんだけのことをずっと考えてきたけれど、
ユリたんと、ずっとのおうちの皆さん、みんにゃで幸せにならなくちゃ意味がないんだな。
そう思いました。
⇒面会の帰りには「ユリちゃん飼いたい~」となって、安堵。
最初の応募者の方とは、その後も何度も電話で今の私の気持ちや状況を正直に話しました。
フツーに、猫を飼うことについてもユリたんのコトはさておき、
「まかせろ!」と、疑問にたくさん答えたりで、延べ5時間以上話しているのではなかろうか?
もうひとりのにゃんこのお迎えを何度かオススメしたけれど、
猫をちゃんと飼えるかどうかすら、心配なところに、自身がないようで、
ひとりのお迎えの決心は揺るがないようでした。
なおさんは、はじめからユリたんひとりでも構わない。と言っていて
「最初の人が、一番いいよ」と。
根拠を聞くと、
「応募の文も良かったし、(私のウチに)近いし、専業主婦だから、お留守番時間も短いでしょ」
↑なおさんは、最初の方とはメッセのみ
なおさんに、いちいち経緯を報告・相談していましたが、
「ひとりだって、幸せなコはいっぱいいるよ。
逆に、無理にもうひとりを進めないほうがいいよ。気負っちゃうし」
と。
最初の応募者の方は、「もしユリちゃんに、もっといいおうちがあれば、そちらを優先してください」
と、言ってくれていて、
私は、その家族に、ユリたんをお迎えして欲しい気持ちもあって。
ただ、不安要素はあるワケで・・・
募集の一時停止を解いて、もっと希望者を募ることはできるけれど、
応募されてくるタイミングも、ひとつご縁だと思う。
茶とらずと対照的に、これ以上ない。という条件、安心感は正直ないし、
ご本人も、それを重々承知している。
私が、びっちり張り付いて、何かあったら駆けつけて。
ユリたんも、里親さんも、預かり兼、後継人の私と、
みんなで、とにかく、がんばってみよう。
悩みに悩んで、考えて、そういう結論に達しました。
実は、もしユリたんがエイズ陽性のままで里親が見つからなければ
ネオ枠に、ウチでユリたんをお迎えすることも、父にはやんわり言ってあるので、
預かりイズムに反するけれど、万一残念な結果になったとしても、
私のウチでお迎えしよう。という、最期の砦?的な滑り止めもあるのです。
とらーず、ユリたんを見守ってくださっている方には、
とても心配をおかけするかもしれません。
ユリたんにも、「可愛い子には旅をさせよ」じゃないけれど、
今でこそ、お転婆にキャラ変してますが、
最初は、とっても不安で心細い思いもさせてしまうかもしれない。
今まで、預かりっ子の幸せ一番に考えてきたけれど、
その家族みんなが幸せになれるように。
そういう選択があっても良いのかと。

それには、預かりと里親さんの努力・がんばりが必要です。
・・・続くのだ!
(ただ単に、もう長文過ぎると思って&一度使ってみたかった)
※画像は、図解屋さんちのハナちゃん画像を見て撮り溜めていた
ユリたん成長:リモコン比です。