ほんの少しです。
なんにも思わずに出勤しました。
帰ってくると、右目はジクジクしてもう少し小さくなっていました。
いつもなら玄関前でお迎えをしてくれるのに、
その日はソファのところにふたり。
心がざわめき、急いで獣医さんのところへ連れて行きました。
玄関のドアを開ける時だけ怖がった声を出した後は静かなミケちゃん。
タローちゃんよりも警戒心も強く、怖がりな子なので、キャリーの中で
恐怖と戦っていたことでしょう。
私の心もざわめいていました。
まずは薬を目に入れて光を当てて傷の確認。
傷はないとのこと。
抗生剤と炎症どめの点眼液を二つもらいました。
エリザベスカラーをつけて帰ったのですが、
ミケちゃんは不快感いっぱいです。
後ろ向きにゆっくり歩いたり、
違和感あるカラーをなんとか外そうとガサガサしたり。
辛そうな様子に心が揺れて外してしまいました。

結果、翌日仕事から帰ると、もっと悪くなった姿が。

全て私が悪い。
自分でどうしようもないのに!
その日は病院はお休み。
救急になっている病院へこれまでの経過を話し、
どうしたらよいか相談しました。
折り返し電話があり、
目のことなので、急ぎ近くの病院を探して行った方が良いとのこと。
隣町で検索して見つけた病院へ連絡すると、すぐきてくださいとのこと。
私の甘い対応で二日連続でストレスをかけてしまいました。
すごく丁寧な対応の先生で、
不安でいっぱいの気持ちに寄り添ってくださる方でした。
ミケちゃんに触れて、ミケちゃんにも言葉をかけてくださりました。
私が対応できるように点眼液から飲み薬へ変えてくださりました。
これなら確実ですし、ストレスを与えることもありません。
あとは、エリザベスカラー。
この不安には、
もしももっと悪化すると、最悪眼球摘出ということもある。
そうなると、結果的にやはりカラーはつけることになるとのこと。
カラーをつけることもストレスだけど、目の違和感もストレス。
カラーを外して、目は掻かないでねと通じるものではないとのこと。
そうですよね…
カラーは最初抵抗するかもしれないが、ちゃんと慣れてくれると…。
先生の話は、納得のものでした。
そして、かわいそうだとか、ストレスだろうとか
安易に指示通りにやらなかったこと、
ミケちゃんを辛い思いをさせてしまった罪悪感でいっぱいでした。
診察中も怖くておとなしかったミケちゃん、
帰宅してキャリーから出されても、用心深い動き。
ごめんね、ミケちゃん。
昨日のようにカラーを嫌がって後ろ向きにそろそろと歩いたり、
戸惑う動き。
心はざわめくけど、ミケちゃんの目が治るまではと
応援のみ。
辛いのが伝わる表情。
がんばろうね、ミケちゃん。
ごめんね、ミケちゃん。

今、少しずつ治ってきています。
まだカラーをつけていますが、自分で対処できる方法を
見つけてくれています。
ごはんもいつものように大きな声でおねだりするようになりました。
あと少しだよと、
がんばっているねと、
ミケちゃんを撫でる。
最初は顔は触らせてくれなかったのに、
昨日から額を撫でさせてくれます。
目を細めて喉をぐるぐる。
タローちゃんは、いつもの猫じゃらし大会。
喜んで動き回る姿をカラーの向こうの目がキョロキョロと追っています。
少し手も出てきました。

猫とのくらし。
みんな元気でいつまでも。
だからこそ小さな変化に気づけるようにならなきゃ!
自分の感情に負けてはダメ!冷静に必要なことをする、その覚悟も!
大切なことを教えられました。
良い病院も見つけることができました。
猫のこと、飼い主のこと、両方を支えてくれるのも
病院なんだなあと思いました。
猫と生活するみなさんには、お叱りどころいっぱいな話だったと思います。
自分自身の戒めとしてこの日記に書いておこうと思いました。



















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