
私は不定期に、猫の完全室内飼育や適正な避妊去勢、遺棄禁止などの、
啓発ボランティア活動を一人でしています。
環境省のリーフレットをコピーして配布したり、
未避妊去勢の放し飼いのお宅にポスティングをしたりします。
未避妊去勢の放し飼いのお宅などには煙たがられますが、
私は猫の為にも、人間の公衆衛生面からも、
猫の室内飼育は大切なことに思っています。
「猫は放し飼いが自然よ。」
「外に出さないと可哀相よ。」
「飼い主の自由でしょ!」
「うるさい!バカじゃないの?」
「帰れ!帰れ!」
など言われたことがあります(笑)
しかし、国も県も市町村も、
室内飼育にして下さいと、リーフレットや広報などでも伝えてますよ?
とお伝えします。
何故?人間は放し飼いや自家繁殖を辞めれないのですかね?
まず、都道府県で「猫に対する価値観」が違うな…
と感じます。
野良猫が普通に存在する都道府県もあれば、
そうでもない都道府県もあるわけです。
個人的に思うのが、TNR活動を10年以上行っているのに、
何故野良猫や保護されなければならない猫が
減らないのか?
私は、猫の遺棄だったり、未避妊去勢な放し飼いを人間がやめない限り、
保護猫活動はエンドレスだと思っています。
動物愛護管理法の改正で、
【飼い主責任】
【適正飼育】
【終生飼育】
が強く言われるようになりました。
適正飼育って?なんでしょうね?
室内飼育だからいいのか?
室内飼育でも、未避妊去勢で近親繁殖をさせるような行為は、私は虐待だと思います。
避妊去勢をしているから、放し飼いでいいのか?
例えば、隣の家が500メートル離れているような山間地で、車も日に数台…
な環境は除きますが、
住宅街での放し飼いは、環境省も止めて下さい!と、リーフレットでも訴えています。
放し飼いにすれば、
他所の家の敷地で排泄などをして、
トラブルの原因になります。
また、交通事故のリスク、感染症感染のリスク、怪我のリスクを猫に負わせます。
今はまだ、猫から人間へのコロナ感染は確認されていませんが、
ウイルスは変異するものです。
万一、猫から人間にコロナウイルスが感染するような変異があった場合、
野良猫や地域猫、放し飼いの猫達は、
どんな立場に追いやられるのか?
私は想像しただけで恐ろしいです。
避妊去勢をして完全室内飼育ならば?
面倒を看きれない数を飼うのは適正なのでしょうか?
私は適正ではないと思います。
人間1人に手は2本。
数が多ければ多い程、撫でてあげる回数、
独占させてあげれる回数は減ると思います。
人間1人当たりの飼育能力は、一概に何匹とは言えませんが、
飼育環境、経済力、猫の知識、法令遵守
など、最低限必要なことはあると思います。
私は、既に沢山の猫を飼っているのに、
また仔猫が欲しい!などの気持ちになることが理解出来ません。
もし猫が他界して、数が減ったのならば、
その分の愛情やお金を、先住達にかけてあげることの方が、適正ではないかと考えます。

保護活動は全て「善行」なのか?
私は最近疑問が多いです。
所謂、愛護ビジネス的団体や個人が増えてはいまいか?
と考えたりします。
兎角、保護猫活動をしていると、
世間からは「良い人」と認識されがちです。
確かに本当に良心から保護猫活動を
されている方々もあれば、
自分の承認欲求を満たすため的な人も居れば、ビジネス的な人まで居る。
これが今現在かな?と感じています。
飼い主になることも、
保護猫活動をすることも、
【法令遵守】
【適正飼育・適正活動】
が必要だと考えます。
時代は令和。
昭和の飼い方からの脱却。
適正な保護活動。
をしていかないと、
保護をされないとならない、命を減らすことは出来ないと思っています。
猫が好きな人口は、国民の2割です。
8割の人達が、
更に猫が嫌いになってしまわない為にも、
猫達の肩身が狭くならない為にも、
猫が好きだという人間は、
変革や努力をしていかなければ
ならないと思っています。

私は、
人間の欲に猫を巻き込まないで欲しいと、
切に願います。
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