理想の最期だったと思う

2021年11月19日(金) 451 / 2

虹の橋を渡った天ちゃん。

火曜日までは、普通でした。

ですが、夜、仕事から帰り、いつもと同じに
ご飯を口までもっていくも食べず。
なら、おトイレに行ってみる？と、
抱っこして行ったものの、今度は動けず。

なので…
大丈夫だよ。大丈夫。
オムツにすればいいんだからね。
と、声掛けし元の場所へ。

既に何カ月も、ほとんど寝ているばかりで
家に帰るといつも、先ずはお腹を見て、
あー息してる。生きてる。良かったと、
確認している日々でした。
それでも、
知らないうちにいつの間にか動いて
２１年間ずっと使っている
2階のトイレに行ったり、
そしてそのまま２階で寝ていたり、
また、いつの間にか、
１階に降りて寝ていたり

そんな感じの毎日で、
ただ時間が、ゆっくりと過ぎていました。

水曜日の朝、同じように寝ていたけれど
見るからに違う様子でした。
眠くて眠くてしょうがない。って感じ。
お水を口に持っていっても、
もう、お水もいいかな。眠いんだ。
っていう感じで
すぐにまた眠ってしまって…
なんだか、あっちの世界と、こっちの世界を
行ったり来たりしているように
私には見えました。そして、

あぁ、
もう、こっちにいる時間は僅かなんだと…
不思議なくらい、
ストンと心に入ってきました。

せめて仕事から帰るまではと思ったけど、
天ちゃんは、行ってしまっていました。
間に合いませんでした。
ですが、苦しまず、安らかに逝ったのだと
確信しています。
大往生でした。

亡骸をみて、一番にきた感情は、
ありがとうです。そしてお疲れ様。。

そして、いろんな感情が、ぶわっと溢れ、
涙が止まらず…

誰しも通る道です。ですがやはり悲しいです。
何度何匹見送っても、変わりません。

火曜日の夜、
リビングで眠っている天ちゃんに
まるで今までのお礼を言うかのように、
我がのニャンズが、
みな揃って見つめていました。
驚いたのと、
あぁ、みんなには分かるのだと。。

腎臓が悪くなってはいましたが、
最期は老衰です。大往生です。

元気で長生き25年だよと、毎日毎日、
ただただ繰り返し伝えていましたが、
天ちゃんは、21年の歳月を区切りに、
あちらの世界に行くことに決めたようです。

最期まで苦しむことなく、穏やかに、
みんなに愛され見守られ旅立った天ちゃん。

私は、

幸せな、理想の最期だったと思っています。
いま、置いていった身体も、
魂のある天ちゃんのところに
戻っているところでしょう。

私の務めは、
いつまでも悲しむことではありません。
生きているものは、まだまだいる
愛しい大切な命とともに
これからも生きることです。
天ちゃんのように、
穏やかに逝くことのできる猫は
私は初めてでした。だから、今、
穏やかな気持ちで
天ちゃんを思うことができます。

天ちゃんへの想いに寄り添っていただき
心から感謝申し上げます。
ありがとうございました。

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