TNR後の管理の難しさ。

2022年2月11日(金) 577 / 2

野良猫を増やさない方法として、

TNRしたとしても

その後の管理は非常に難しいものがある。

まず近隣住民の素地として、猫好きであるか野良猫がいることを

寛容に受け入れるマインドがあることが必須。

とある場所の餌やりさんは、去勢手術済の野良猫に対して

毎日通って餌をあげてくれていた。

しかし、近隣住民の方は猫が大嫌いな方が多く

餌をあげていると、「餌をやるな。」「家に持って帰ってやってくれ」「飢え死にさせろ」
　
「お前が餌をやるからカラスやハクビシンが来てしまう」等　色んな人に怒鳴られて

血圧があがってびくびくしながらも猫のためと思って毎日通ってくださっていた。

確かに、糞尿被害等を受けているのは近隣の方なので苦情が出るのも仕方のない部分もある。

だからといって野良猫に思いきり石を投げたりすることはやめて欲しい。

もっとひどい場合は、人知れず駆除されてしまう。

そこにいる猫達は、誰かが遺棄した猫達であって

餌やりさんが増やした猫ではないのだ。

漠とした人の無責任さを尻ぬぐいしている人達が罵声を浴びてしまうこの不条理。

本当の敵は、猫を遺棄した人だということをわかって欲しい。

結局野良猫には、どこにも安住の場所はないということなのだろうか。

餌をやっているとここに棄てれば大丈夫とまた猫が遺棄されるという無限悪循環ループ。

かといって野良猫全部保護なんて、ボランティアの力では到底できはしない。

人の無責任さ、残酷さ、思慮のなさ、人というのは本当に厄介なものだ。

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