どうか安らかに

2022年10月19日(水) 562 / 2

最近ある方の訃報を聞きました。

それは我が家で猫を引き受けた、ある飼い主さん。

5年前、一人暮らしだったその方は病気を発症されました。

それは治らない、手術しても再発しやすい余命宣告を受けた病気。

猫を通じての知り合いの方でしたが多頭飼育をされていて、私よりずっと猫を大切にされていました。

5年前、私はこの方に自分の猫を飼ってくれないか？とお願いされました。

何度もお願いされましたが、私は飼育されていた匹数が2、3匹ではなかったので里親さんを探して、決まらなかった子を我が家へ迎えました。

人慣れしていない子もいたので、自宅に捕獲器をしかけて捕まえた子もいました。

連れてきた子たちは高齢の子や病気を抱えた子もいて、力不足もあり5年が過ぎた今亡くなった子もいます。

私は飼い主さんが亡くなるときには、まだみんな元気です！と言ってあげたかった。

我が家で引き取きとってから、色んなことがありました。

猫たちの相性や病気、闘病、看取りなど・・・穏やかな暮らしばかりではありませんでした。

私がなぜ引き取ることにしたのか？

それは飼い主さんの治療を頑張る力になってほしかったこと

猫たちの命が長くはないかも知れないけど見送ってあげたかったから。

飼い主さんのご家族から人づてですが、眠るように旅立ちましたと伺いました。

夏頃から近況メールを送っても返信はなく、メールも打てる状況ではなかったと思うんですが、写真やメールは送り続けました。

私の自己満足かもしれませんが、見てくれていたら・・・。

これからも託された子たちを家族として最後の日までお世話をしていきます。

飼い主さん、どうか安らかに。

先に旅立った子たちと会えていますように。

大切な猫たちを託してくれて、ありがとうございました。

81 ぺったん