今年はじめての・・・

2023年2月14日(火) 408 / 4

2月11日の早朝に我が家の猫、萌が亡くなりました。

2014年に我が家へやってきました。

やってきた頃は年齢がまだ1歳ほどの小さな黒猫で、飼い主でも触れず飼育放棄された子でした。

萌は人が好きではなかったけど、萌は萌なりにだんだんと我が家へ打ち解けていきました。

萌は一度だけ、私や主人におねだりをしたことがありました。

それは当時外で暮らしていたポナ、シロさんと一緒にいたいというものでした。

とくにポナのことは大好きで、庭にいるのを見つけるとガラスをカリカリしたり、ポナが気づくまで鳴いて呼んだり。

萌は外に出たことがないけど接点がなくてもポナが大好きだったのです。

しばらくして、ポナ、シロさんは家猫になりました。

それから萌はいつもポナと一緒。

ポナ、シロさんがやってきてから萌は自己主張をするようになり、家の中での行動範囲も広がりました。

毎日ずっと一緒にいて、ポナ、シロさん、萌はとても仲良しでした。

楽しい毎日を過ごしていましたが、しばらくしてポナは腎臓病で亡くなりました。

推定年齢10歳もいかない若さで逝ってしまいました。

悲しみにくれる萌とシロさん。

2匹の落ち込みや悲しみはとても深いものでした。

大切なポナを亡くしてから萌とシロさんは2匹で悲しみを乗り越えてきました。

それから数年が経ち、シロさんもまた旅立っていきました。

シロさんもいなくなり、萌は残されてしまいました。

シロさんがいなくなって、特別仲良くする猫はいませんでしたが、いつのまにか私や主人に触らせてくれるようになりました。

萌もまたポナと同じ腎臓病になり旅立っていきました。

今頃ポナやシロさんと会えているのかな・・・

亡くなる2日前から病院へ通うのもやめました。病院も好きではなかったし、終わりが近づいていたから萌の望むようにしてあげたかったからです。

飼い主のできることは少しだけ。

どう終わりを迎えたいか？を叶えてあげるだけ。

私はそんなふうに考えています。

萌の気持ちをどこまで汲んで、どこまで寄り添えたのかはわかりません。

いつも誰かを見送るたび、連れてきた責任を果たせたのかな？と考えたりもします。

いらない子ではなく、我が家の家族として迎え、そして猫たちと共にみんなで見送る・・・

萌と過ごした8年はとても幸せな時間でした。

68 ぺったん